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薔薇の掟 【ゆりの菜櫻 / illust 元 春子】

AZ NOVELSより、ゆりの菜櫻さんの「薔薇の掟」です。
アズノベルズ感想書くの初めてかも?
イタリアンマフィアです、台詞がキザな典型的なイタリア人って感じなのに、だからって軽い男ってわけでもなく嫌味なく収まっているのがすごいなぁと思いました。

久遠鼎(くどう かなえ)は欧米を中心に活動するトップモデルと言う設定、パリで行われたコレクションの有名ブランドデザイナーの誕生パーティでアンドレアと言う男と知り合うところから話は始まります。

知り合うと言っても鼎のほうは最初目が合った男のまとう雰囲気から危険なものを感じ取って係わり合いになるまいとするのですが、相手のほうが強引にちょっかいかけて来るんですね(笑)

初対面でいきなりキスしてきたり、不愉快な気持ちにさせられてもう二度と会いたくないなんて思うのに、一度運命の糸が絡み合っちゃうと逃れられないのですよね~そんな事があった翌日、久しぶりのオフをいつもの通り、パリの街を楽しもうとしていた鼎ですがちょっとした不運が重なり事件に巻き込まれて命を狙われる羽目に・・・。

それを助けてくれたのがアンドレアでした。
命を狙っている奴から鼎を守る代わりに躯を要求するあたりはBLモノでもよくあるパターンですが、その過程にいたるまでに強引さがあまり感じられ無いの無理なくお話しの中に入っていけました。

アンドレアもただ躯を要求するだけでなく、そのかわり自分の命と引き換えにしても鼎を守る・・・なんて事も言っちゃうのですよね~かっこよすぎだから(^m^)

最初はわけもわからず命を狙われる羽目に合って、アンドレアの元に誘拐同然という感じで身を寄せることになってしまうわけですが、次第に事は深刻化してマフィア同士の抗争に巻き込まれるような形で鼎だけではなくアンドレアまで危ない目にあったりとドキドキハラハラの展開で最後までたのしまさせていただきました。

普段はどこか気障で軽い印象のあるアンドレアですが、そんな彼が抱えている闇とか、どうして鼎に目をつけたのか…なんていうのもちゃんと物語の中に盛り込まれていて、色々納得しつつ読み進めることが出来るのも良かったです。

鼎の性格も、アンドレアに惹かれていくのに、一緒にいる事情が事情だから中々素直になれなくてかなうはずも無いのに、アンドレアを前にするとつい強がってしまうところなどすごく私好みの受け男子くんです、そういえばゆりのさんって強気受けというか、意地っ張りな受け書くのお好きですよね~^^

ちょっとだけ残念だったのが、イラスト・・・表紙のイラストはすごく素敵で、これに惹かれて買ったのですが・・・挿絵の方がなんというか、攻めのアンドレアとかアンドレアの幼馴染のセルジュとかイタリアン男性は素敵なのに、鼎は日本人だからかどうしても幼く見えてしまうんですよね。トップモデルってイラストだけで雰囲気出すの難しいと思いますけど、高校生くらいにしか見えなくてどうもそういう感じじゃ無いんだなぁ

そのあたりがちょっぴり残念でした。

薔薇の掟 (アズ・ノベルズ)
著者/訳者:ゆりの 菜櫻
出版社:イーストプレス( 2008-05 )
定価:¥ 893
単行本
ISBN-10 : 4872579267
ISBN-13 : 9784872579260

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