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ウミノツキ 【いつき朔夜/ illust 佐々木久美子】

ディアプラス文庫、いつき朔夜さんの「ウミノツキ」です。

最近サーバーの調子が悪すぎてモチベーション下がりまくり…
真剣に別サーバー考えなきゃいけないかもですね、そのままお引越しもありえるかも?
データベースいくつも利用できたり、サブドメインいくつも作れたりと魅力が沢山あるサーバーだけにこのまま使い続けたい気持ちもあるんですが、メインブログでこれだけ頻繁にアクセス不可能な状態が続くとかなりきついです。
訪問者さんに迷惑かけるだけでなく、私自身ブログの管理画面に入ることが出来なくなってしまうので更新が滞りますからね。

でもまぁ、引越しも結構大変なので、しばらくは様子見で気を取り直し、いってみよ!

おもいきり乗り遅れた感がありますこの本、それと言うのもネット注文した後本屋に届いていたのに、届いていたことをすっかり忘れていたからです…おかげで数ヶ月本屋さんで眠っておりました。ご愁傷様(ん?)

これは、いつき朔夜さん5冊目の文庫本でしょうか?いつきさんはご当地BLというか地方(九州)を題材にしたお話が多いので田舎出身の私にはとても親近感が湧いてしまいます。
とくに今回のこの話は海の出てくる話で、ちょうど伊豆に旅行中に読んでいた事もあったり、自分が短大卒業して就職するまでは歩いて数分で海に行ける様なところに住んでいたので読みながらとてつもなく懐かしい気持ちになりました。

昔ながらの風習が残る小さな港町で芽生えた国境越えた恋。と言う感じのお話ですね~
主人公の波多海士(はた かいし)は今回舞台となる小さな港町の出身、水軍の末裔として「水軍船航海実験プロジェクト」に参加するために大学の夏休みを利用して帰省して来ました。
そこで、同じプロジェクトに参加している他の大学のタイ人留学生のアレンと知り合うのです。

最初は可愛いから女の子だと勘違いして一目ぼれ、よくあるパターンですね(笑)違うとわかってショックを受ける海士の姿がなんだか妙に微笑ましくて笑ってしまいました。
それでも少しずつ打ち解けてくると、意外といけそうかも・・・なんて思っちゃうんですね。BLモノの攻め男子はほんと現金だなぁ(笑)

しかも、海士が男も大丈夫そうだとわかるとなぜだかアレンの方もやたら積極的で、ふたりが躯の関係になるのにはそう日数はかかりませんでした。

積極的な割りに初心な反応をするアレンを不振に思いながら、それがまた優しくしてあげようなんて気持ちにも繋がったりして、何度か躯を重ねるうちに海士はどんどんアレンに嵌って行きます。

しかし、一緒にいる時間が長くなる分いろんな事に気づくことにもなって、それはアレンにとっても海士にとっても決していい事ばかりではなかったんですね、それが読みながらなんだか切なくなりました。
こういうパターンで駄目になるのってお互い辛いですね、後悔ばかりが先行して先に進めなくなる、それでも海士は諦めなかったからアレンの心を動かすことが出来たのでしょうね。

同時収録に「みおつくし」と「アオスワイ」と言う短編が入っています。
「みおつくし」はやっとお互いの相手の想いを認め合った二人のその後。
「アオスワイ」はそんな二人がアレンの故郷であるタイのアレンの実家に行くお話です。
タイにはまだ行ったことが無いのですが読んでいると情景が目の前に浮かんできてうっとりです、二人だけしか知らない秘密の浜辺なんて素敵(//▽//)

それ以外にもこのSSは、どうやら二人の関係を気づいている様子のアレンのママが情事を終えて帰ってきた二人に「マイペンライ(大丈夫、問題ないね)」と言ってさり気なく家に入るのを促してくれるシーンがすごく好きだったりします(笑)

以前住んでいたマンションに家の子と同じ幼稚園に通っていた子どものママでタイ人の方が居て
「このあいだタイに帰ったら近所に住んでた男の子が女の子になってたよ(笑)」
なんていう台詞をここで思い出して一人おかしくてニヤニヤしちゃった。

タイって結構そういうの多いみたいですね、アレンは女の子になっちゃったわけじゃないけれど、あるがままに受け入れちゃうタイ人の大らかさをこの一節から感じたような気がします。

作者様、タイに行ったことあるのかな?と読みながら思ってたのですが、無いそうですね。そのあたりにもいつき朔夜さんの度量の深さを感じてみたり。なかなか素敵なお話でした。

ウミノツキ (新書館ディアプラス文庫)
著者/訳者:いつき 朔夜
出版社:新書館( 2008-03-10 )
定価:¥ 588
文庫
ISBN-10 : 4403521835
ISBN-13 : 9784403521836

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trackback from ゲイ&腐男子のBL読書ブログ 08-08-17 (日) 20:28

『ウミノツキ』/いつき朔夜(佐々木久美子)

この作品を読み終わってすぐに思い出したのが
「アジアの純真」という曲のタイトルでした。
何度今までピュ〜ア〜なハートがっ、と
口ずさんでしまったことか。ブームとは恐ろしい…

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