- 2005-08-30 (火) 18:08
- BL小説(作家名・さ行) | 崎谷はるひ
大事にされすぎるのもどうかと思う…(笑)
ずっと二人きりで暮らしていた祖父の急死に、一ノ宮藍(いちのみや あい)は途方にくれていた、藍の祖父であり日本画家の一ノ宮清嵐(いちのみや せいらん)が描き溜めた国宝物の絵画や骨董品の相続税が莫大過ぎて、大好きな祖父の絵を手元に残したくても、俗世を離れるような生活をしていて世間知らずの藍一人にはどうしようも無ないように思えたからだ。
そんな藍の元に生前の清嵐とつながりがあったらしい志澤知靖(しざわ ともやす)という男が尋ねてくる、何もかも無くしてしまったと打ちひしがれる藍に「諦めるな」と叱咤した彼と何の因果か一緒に暮らすことになってしまい、始めこそとっつきにくそうな志澤との生活に困惑気味の藍だったが、不器用そうな彼の時折かいま見せる優しさに次第に好意を持ち始め…。
なんか、内容が自分の思っていたものと若干違いましたが、それはまた別の機会に…と言う事でこれはこれで普通に面白かったです。
志澤は一見クールで幾つ物会社の仕事を掛け持ちに、何でもこなすようなパーフェクトな人種で冷たく見られがち、それが田舎で長い事俗世に塗れない純粋培養ともいえる藍に関わる事によってその仮面がはがれて来ます。
志澤は小さいときからずっと肉親の情という物が稀有な生活を強いられてきていて、人との関わりに対して不器用な面がある、付き合いはそつなくこなすけれども、過去のトラウマみたいなものから逃れられてないから年齢の割りに本当の恋愛に関してはどう見ても晩生なんですよ(笑)
だから自分の藍に対する気持ちが何であるか中々分からない。分からないと言うより認めようとしないようにも見受けられる。それを後輩の弥刀 紀章(みと きしょう)に指摘されてうろたえたりする様が何とも笑えました。
それに加えて藍は神奈川の山奥で小さいときから祖父と二人きりで俗世に染まらないような生活をしていたものだからまたこっちも色々なことに晩生なわけです、恋愛なんてなおさらですよ。
読んでいるこっちは次第に惹かれあっている二人の感情の流れが手に取るように分かるものだからもうじれったくてじれったくて仕方が無いの。
ひちわさんの「今宵、雲の上の縲怐v以来のじれったさでした
あぁっ!いや、も……やめて、そんなに焦らさないで…悶え死んじゃう縲怐i←ばか!)
しかし、無知(無垢?)あるいは無自覚は時に罪です、志澤に気に入ってもらいたくて、取った藍の行動は藍の思惑とは逆に志澤を怒らせてしまって話は思わぬ方向に急展開ですよ…(苦笑)
クールだと思っていた志澤のへたれ度合いまで分かってしまうのですが、まったくねぇ…何をやってんだかこの二人…^^;)
ストーリーの設定がこの間読んだ雪代さんの「花はキスで咲き誇る」に微妙に似ているなあなんてふと思ってもみたり、しかし、やってきていきなり男同士のセックスを教えられてしまった「花キス」に対し、こっちはもう本当に大事に大事に大事にされているのが分かるんですよね、志澤、そこまで藍の事好きなのかい?ってくらい…。(好きというより清嵐の絵に照らし合わせて美化されているので手を出せなかった…?)
いつかはくっつくだろうとは思ったけど、ほんと中々くっつかないもんな縲恣lとも晩生すぎて(笑)たぶん、この二人弥刀の存在がなかったら、もしかしたらくっつかなかったかもしれないとまで思わされました(笑)
とても19歳とは思えないほどたより無さ過ぎる藍はこれからもっと揉まれて鍛えられなきゃなりません、それは志澤にお任せするとして…しかし彼もたいがい藍に甘いからな、どうなる事やら(笑)
ところで、普段眼鏡スキーを自負している私ですが、志澤に限って言えば眼鏡をとった顔にこそ萌えました(笑)出てくるのはたったのワンシーンだけなんですけどもね 腐腐…。
なんだかこれを読んでいて思ったのですが、崎谷さんの書かれる話ってHシーンになるととたん受けが乱れまくりませんか?えぇっ!って位…しかも妙に幼いし…(笑)
といってもまだ3冊目でそんな事言ってたら叱られるかしら、たまたまそういうのにばかり当たってるのかも知れないものなぁ
どうやらこれはシリーズで続く物の最初の1冊のようです、といっても次の主人公はこの二人ではない様ですが、弥刀の恋愛話なんかも出てくるようですね、彼はいったいどういう恋愛をするのか、お相手はどんな方なのかその当たり気になる所です。
Last 7 posts in BL小説(作家名・さ行)
- 警備員はふらちにつき 【秀香穂里/illustカワイチハル】 - September 24th, 2008
- 夜の華 【榊 花月/ illust 高階 佑】 - August 29th, 2008
- 天獄の雨【沙野風結子/illust ひたき】 - August 26th, 2008
- 蝶宮殿の王子様 【沙野風結子/ illust 稲荷屋房之介】 - July 26th, 2008
- 輝血様と巫女 【沙野風結子/ illust 高階祐】 - July 23rd, 2008
- 非保護者 【椎崎 夕 / illust 北畠あけ乃】 - July 22nd, 2008
- One Coin lover 【新堂 奈槻 / illust 前田 とも】 - June 20th, 2008
- Newer: 名も無き鳥の飛ぶ夜明け【如月弘鷹】
- Older: 欲しいものは数あれど…
Comments:4
- アキミ 05-08-31 (水) 0:39
-
こんにちは、お久しぶりですm(__)m
確かにじれったかったですよね!
でもこれはまぁ……藍が幼すぎたのである意味仕方なかったのかも……。
続きが楽しみなシリーズです。
(主に藍の成熟度合いが(笑)) - Jura 05-08-31 (水) 1:06
-
アキミさんこんばんは縲彌nお久しぶりです。
>でもこれはまぁ……藍が幼すぎたのである意味仕方なかったのかも……。
確かにそれは言えてると思います、しかし19歳でここまで幼くていいのか(笑)
続き気になりますね、藍がシリーズの終わる頃にはどれくらい成熟しているかも、それ以外のことも…(笑)コメント&TBありがとうございました、こちらからもさせて下さい。
- リリカ 05-08-31 (水) 3:10
-
こんばんは。
そういえば、焦れったかったですね。
志澤も、どう大事にしていいかわかんなかったんでしょうけどね。「絵のモデル」という設定が、なんとなく気味の悪い展開になりそうで、少し心配です。
こじれないといいけど、このかたの作品なので、藍はきっと泣くことになるんだろうなぁ。>「花はキスで咲き誇る」
読んでみようかな。
いろいろと話題豊富な(?)雪代さん、まだ読んだことないんです。 - Jura 05-08-31 (水) 14:14
-
リリカさんこんにちは
絵のモデル…あの男の存在引っかかりますよね、このまま引き下がるとは到底思えないシリーズ物だと言うなら尚更…。
贋作とか出てきたり、それは無くても何かはありそうですね。「花はキスで咲き誇る」
設定が似てると書きましたが、似ているのは田舎者だって事と田舎者ゆえの無知さ加減くらいかな(笑)
ただ、雪代さんの書く話しの方は何も知らなくても、藍みたいに頼りなくは無いですね縲彌n設定年齢は16歳でしたが、精神年齢は多分藍より上でしょう(笑)雪代さんの書く受け子ちゃんたちはエロっぽくって可愛いです、普通に面白い話だと思う(←普通ってどんなんや!)
Trackbacks:2
- Trackback URL for this entry
- http://kotonone.info/archives/126/trackback
- Listed below are links to weblogs that reference
- キスは大事にさりげなく【崎谷はるひ/illust 高永ひなこ】 from 詞の音
- trackback from ボーイズラブを読む! 05-08-31 (水) 0:40
-
キスは大事にさりげなく(崎谷はるひ)
崎谷はるひさんの作品は、以前「目を閉じればいつかの海」を読んで感想を書いたきりでした。今回は、妹が面白かったよ! と、レポートで死にかけている私に持ってきてくれたのを、100%現実逃避で読んだのでした。
- trackback from 小夜すがら 其ノ壱 05-08-31 (水) 3:11
-
キスは大事にさりげなく 崎谷はるひ
新シリーズです。
キスは大事にさりげなく
崎谷 はるひ角川書店 (2005.7)ISBN : 4044468117価格 : 620【こんな話】
日本画の大家である祖父と、鄙びた田舎で静かに暮らしていた一ノ宮藍(あい)は、突然の祖父の死で降りかかってきた莫大な相続税に、すべてを失うことになってしま〓ナ、〓〓Τ〓ト。〓a〓〓餤DcJ〓〓ト案、トヲトィトェ6〓ト氏ャト求ャトゥトキ〓トットサト・ャ〓トオ〓ト・、トォト柴〟ャトイ〓トサト監ォトζソDiK%n%nト、ト・ォト焼ットζ・ットトヲ〓シリーズです。キスは大事にさりげなく
崎谷 はるひ角川書店 (2005.7)ISBN : 4044468117価格 : 620【こんな話】
日本画の大家である祖父と、鄙びた田舎で静かに暮らしていた一ノ宮藍(あい)は、突然の祖父の死で降りかかってきた莫大な相続税に、すべてを失うことになってしま〓ま〓〓〓ト・、トォ〓ト・ケ〓b〓〓ト求ャトζ・ャトィト吹ャ〓トイト案ζソ〓ト尭ウトス〓トィト榮キトソ(〓)〓ト・ットォト柴焼ソトζソト芝ッナウナキ|ナウトトアト監ウト・ケトアト夏「ト糠〓シリーズです。キスは大事にさりげなく
崎谷 はるひ角川書店 (2005.7)ISBN : 4044468117価格 : 620【こんな話】
日本画の大家である祖父と、鄙びた田舎で静かに暮らしていた一ノ宮藍(あい)は、突然の祖父の死で降りかかってきた莫大な相続税に、すべてを失うことになってしま〓ま〓ナ。ト祉ニЦσト監ウトォト「〓ト・ットォトィトヲト・ケト甲〓ト焼、トζソト、ト夏ヲト、トヲθЦトイトケトォト柴ォbトェj〓ト焼夏ウト梶ャト監柴ォトスト芝カトソトェ〓ト尭監ォ〓ト・ケc%n新シリーズです。キスは大事にさりげなく
崎谷 はるひ角川書店 (2005.7)ISBN : 4044468117価格 : 620【こんな話】
日本画の大家である祖父と、鄙びた田舎で静かに暮らしていた一ノ宮藍(あい)は、突然の祖父の死で降りかかってきた莫大な相続税に、すべてを失うことになってしま〓rong>ナュナケト潤・ャト尭オトェトイト監ッ/〓eト焼ォト谷ill 〓ъト墜監ウK</strong></a>





