- 2005-09-06 (火) 16:16
- BL小説(作家名・あ行)
遺跡研究のためにロンドンに留学の決まっていた和泉 潤(いずみ じゅん)はその前に憧れていた砂漠の遺跡現場に足を運び、そこで砂漠に沈み行く夕日を眺めていた所を金髪の美貌の青年に声を掛けられる。
アーリィと名乗るその青年は、慣れない砂漠の熱に当てられ眩暈を起した潤を介抱してくれただけでなく、独りで食べる食事は味気ないと言い夕食にまで招待してくれた、スイートルームで夢の様な一夜を過ごした翌朝二人は
「再会したら今度こそ本当の恋人同士になろう」
そんな約束を交わしその場で別れた、そのままアルスーリアの王妃と謁見のために首都に向かった潤は、本来なら昨夜自分が宿泊するはずだったホテルに戻る途中でアルスーリア国王夫妻がテロにより命を落とした事を聞いて愕然とする。
「亡き王妃の替わり君に会いたい」と言う皇太子の申し出で王宮に向かった潤を待っていたのは、夢の様な一夜をくれたアーリィその人で……
えーとなんだかシリアスムードいっぱいのSM物とか生と死とか考えさせられる話しばかり立て続けに読んでしまい脳みそ飽和状態なので、ちょと普通のBL物に帰ってみました(笑)
夢の様な話です、おとぎ話の世界とでも言いましょうか、アーリィと言う金髪の美青年はフランス人で元モデルの母を持つアラブの国の王子様なのです。
中近東の国の皇太子、金髪、亡き母が元芸能人……この三つの組み合わせで私が即思いつくのは成○美名子さんの「エイ○アン通り(ストリート)」です、一巻を買ってすぐ嵌った私は当時出ていた成田さんのコミックを全て買いあさり(といっても10冊もありませんでしたが……年ばれる?)後にはファンクラブに在籍していたほどの嵌りぶり(ファンクラブは途中で無くなってしまいました……残念です)
とは言えその王子様が住んでいた国はアメリカで、道で拾った日本人の女の子と一緒に暮らすようになり、自然その子と恋に落ちるんです、BL色は微塵もありません(当たり前か、花とゆめコミックだし、あ、でも…大好きな監督さんの映画のオーディションを受け何故かヒロイン役を貰っちゃって相手役の男性とキスシーンはあったなぁ(笑)
とまあこの本の内容とは関係ない本の話は置いといて…本題入りましょう。
金髪の美青年と一夜限りのアバンチュールを楽しんだんだと思っていたら一夜限りじゃなくなっちゃった縲怩チて話(オイ!)
色々突っ込みどころは満載の様な気もしましたが、結構面白かったかも、受けの潤くんがかわいいです、18歳で留学生って事は大学生なんですかね?
ロンドンと遺跡の研究っていうのがどうも結びつかないのですが、ロンドンの大学で遺跡に顕著な大学ってどこなんでしょうね?考古学やってる従兄弟に聞こうかなとまで思っちゃった…なんてまたどうでも良いことに拘っている(苦笑)
旅先の恋なので一夜限りだろうと少しセンチな気持ちになって彼と別れた潤くんでしたが、遺跡がらみで謁見するはずだったその国の王妃様がテロに巻き込まれて国王と一緒に亡くなっちゃった、この国に来た目的も達成できないままロンドンに向かわねばならないと思っていたら何故か面識のない皇太子が自分に会いたいと言ってるらしくて王宮に行くことになっちゃった…。
わけも分からず王宮に着いたら現れた皇太子はなんと昨日の夜ベッドを共にした金髪で美貌の青年だった!!
中近東の国の王子様なのになぜ金髪!忘れてはいけません彼の母はフランス人なのです、金髪は母譲りって事ですねv
しかし、潤くん、未成年なのに勧められるまま酒を飲んでしまったり、飲んだ勢いで初対面の人とHしちゃったり旅の恥は掻き捨て見たいな事やめなよ……と最初のHシーンの部分で思いました、しかも潤くん生まれて初めてのHらしい…(笑)
女の子じゃないんだから大変なことにはどう間違ってもなりえないけど、なんか妙に軽々しすぎて嫌でした……。BL物ってそういうところあるよね?
あれ?なんだか私面白かったとか言いながら微妙に貶してないか?
まぁ…何はともあれ、恋しい人と再会も果たし身分違いの恋に切ない胸を焦がし、テロを起こした過激派に拉致られて命を狙われそうになったりとドキドキハラハラな展開もありましたし、ドラマティックな恋愛物だと言えるでしょう…
アラブ物にありがちな傲慢で強引な攻めと言う設定ではありませんでしたし、強姦もありませんでした、そういや敵対するテロ集団に拉致られるけどレイプ未遂も無かったなぁ…。
やや、私がそういうのを期待して買ったわけではないですよ!だって買う前からそんなの無いって知ってたんだもん!!(←言い訳するところが余計怪しかったり^^;)
でもね、最後アーリィが「国王にふさわしいのは今まで父と一緒に国政を担ってきた叔父上の方だ!」と言う理由で王位継承権を拒否し国王の座を叔父に譲ったけど、私にはそれがどうしても潤と一緒に居たいが為のただの口実にしか感じられなかったのよね……。
あれ?なんかやっぱり貶してる??
読み浅いかなぁ私、と言うより先に読んだ話が内容濃すぎたのかも…(苦笑)

赤い砂塵の彼方/小塚佳哉(ill 緒田 涼歌 )
bk1で見る→赤い砂塵の彼方
Last 7 posts in BL小説(作家名・あ行)
- 獅子は獲物に手懐けられる 【榎田尤利/illust 志水ゆき】 - September 23rd, 2008
- ウミノツキ 【いつき朔夜/ illust 佐々木久美子】 - August 13th, 2008
- 雪よ林檎の香のごとく【一穂 ミチ/ illust 竹美家らら】 - July 13th, 2008
- ビューティフル・プア【榎田尤利 / illust 稲荷屋房之介】 - July 8th, 2008
- そして、裏切りの夜が始まる【いとう由貴/ illust 佐々木久美子】 - June 27th, 2008
- 黒い竜は二度誓う 【英田 サキ/ illust 中村 明日美子】 - June 5th, 2008
- ライク・ファーザー・ライク・サン 【英田サキ/ illust ヤマダサクラコ】 - April 20th, 2008
- Newer: 黒いサカナ【火崎勇/illust 海老原由里】
- Older: 永遠の昨日/榎田尤利 illust山田ユギ
Comments:2
- けも 05-09-08 (木) 23:02
-
わたしも小説を読んでいると、どうでもいいことが気になります。
主人公が留学したのは、あとがきに遺跡のモデルにしたのがペトラ遺跡だと書いてあるので、たぶんロンドン大学の東洋アフリカ研究所じゃないかな、と推測してます。パルミュラやピラミッドだったら、発掘に日本の大学チームが多いので、もっとリアリティがあったのに、と思ってました。 - Jura 05-09-08 (木) 23:39
-
けもさんこんばんは。
>わたしも小説を読んでいると、どうでもいいことが気になります。
わーい同士だ!
けもさんは詳しいのですね、なるほどロンドン大学か縲彌n私の従兄弟はスペインに留学してましたね、これもどうでもいいことですが…詳しい情報ありがとうございました。
ではでは
Trackbacks:1
- Trackback URL for this entry
- http://kotonone.info/archives/133/trackback
- Listed below are links to weblogs that reference
- 赤い砂塵の彼方【小塚 佳哉 / illust 緒田 涼歌】 from 詞の音
- trackback from 腐女子の漫画・小説・アニメのオタク感想文 05-09-07 (水) 11:05
-
[+] 小塚佳哉「赤い砂塵の彼方」
ショコラノベルズハイパーの小塚佳哉さんの「赤い砂塵の彼方」です。イラストは緒田涼歌さんです。 【 あらすじ 】 『王位よりも、きみがいい』 考古学を学ぶ和泉潤は、留学する途中立ち寄った中東の国アルスーリアの都市遺跡で金髪の美青年アーリィと出会い、誘われるまま一夜を共にしてしまう。 「再会したら本当の…




