- 2006-01-19 (木) 14:37
- BL漫画(作者名・な/は)
両親の離婚によりずっと離れて暮していた双子の兄篤志が事故で亡くなった、兄と同じ学校に転入した水無瀬 歩(みなせ あゆむ)は自由奔放な本来の自分を隠し”明るくて優しくて、何でも出来る”兄の篤志に擬態していた。
しかし、同級生の霧島とおるに男とキスをしているところを見られてから彼の前では何故か自分が出てしまい「篤志」になり切れない…。
ただ、霧島の前でだけは本当の自分に戻る事が出来るのを何処か心地よいと感じ始めていた矢先、霧島と篤志が付き合っていたといううわさがあったのを歩は偶然知ってしまい……。
蓮見さんの漫画は初めてです、普段は少女漫画を書かれる方のようですが、BLも時々という事でこれはその中の1冊なのでしょう。
何が気になって買ったかと言うと、受け男子くんの名前が自分と一緒だったからってそれだけなんです…(笑)
といっても受けてるところは一切ありませんけどね、霧島とおるの方が攻めっぽいから多分そうだろうって思っただけなの。(笑)
良いですね縲鰀
キャラの瞳がすごく印象的、ほんわかほのぼのって感じではなく、ちょっとはすっぱで癖の在るキャラのイメージにぴったりの絵なんですよね。
両親が離婚して、双子の兄弟別々に暮らすようになって、でも歩の父親は体裁のためだけに子供を引き取ったような人だったから幸せとは少し縁遠い生活をしていたのでそのあいだに少し性格ひねくれちゃったのね(笑
一番大切なもの、大切な居場所から突然引き離されて、ずっと窮屈な生活を強いられて、なのに…亡くなった篤志には自分とはまったく逆とも言える幸せがあった。
同じ双子の兄弟なのに、どうして自分は…?
篤志と同じ幸せを篤志に擬態する事で得られるような、気がしたのでしょう、しかしそれは思っていたよりも辛い物で全然幸せそうに見えない歩が悲しいです。
だから歩が霧島とかかわる事によって自分を取り戻せてよかった。
自分が自分で居られる場所、自分が楽で要られる場所…
やっぱりそういうところってすごく必要ですよね。
表題作の「othello (オセロ)」のほかには
>SNOW WHITE in summer スノーホワイトインサマー
>夜半の馨り(よわのかをり)
>冥の淵(はるかのふち)
の3篇が収録されています。
この3篇の中では「夜半の馨り」が好きかな縲鰀
昭和初期ごろの設定という少しレトロな香りがします。
「色の無い庭先薫るくちなしに 想をい遂げず逝く人偲ぶ」
一言で言うとこんな感じかな?逝くは亡くなるでもあるし、去るでもあり…。
切ない思いを胸に秘めたまま姿を消した彼が切ない。
どこかで幸せに暮らしていることを祈らずに居られません。
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