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柘榴石(ガーネット)にくちづけを【深山くのえ/illust こうじま奈月】

初めての作家さんだったのでどうかな?とちょっと不安に感じつつ楽天ダウンロードでパレット文庫だとPDFファイルじゃないので300円くらいで購入できるのですよね、ちょうどポイントがそれくらいあって、期限が迫っていたのでためしにと購入して読んでみました。

これが結構当たりでして、途中一度パソがクラッシュバックアップを取りそこねだめになっちゃったんですが、読んでいる最中だったのでちゃんと読み終えたくて数百円だしいいか~と再度同じ物を購入、合わせてやはり深山さんの「籠の鳥は夜にささやく」も買ってしまいました。

天涯孤独のサランは町で仕立て屋を営み生計を立てている黒髪と黒い目が美しい17歳。貧しいけれどそれなりに幸せに暮らしていたが、ある日幼馴染のワルダがその国の王様と結婚をすることになり、自分の婚礼衣装をサランに仕立てて欲しいと頼みに来たのだった。
幼い時に交わした約束を忘れず、彼女をずっと自分の許婚だと思っていたサランは、その頼みごとにショックを隠しきれない。

それでも、その願いを断りきれず10着もある婚礼衣装を一月の間に仕立てることになってしまう。

半ば自棄になって酒を飲んだ晩、その婚礼衣装の飾りつけにと、ワルダが持ってきた沢山の宝石の中に入っていたガーネットの指輪を手に取り擦ると、サランの目の前に指輪の魔神と称する男が現れて「お前の願いを聞き入れてやる」と言いだした、しかしこの男、魔神のくせになぜか態度がやたら俺様で…。

今回新たに文庫ビューワを使ってみて文章形態が縦書きと横書きを選べる事に始めて気がつきました、どっちが読みやすいのか今だ良く分からんのですが、この文庫ビューワ経費削減のためなのか、挿入されている挿絵が小さいのが難点でして…。

……みえねぇよ…orz

あ、本の感想から横道それました、いつもの事ですが ^^;)

ところでこの魔神ラジルシード、サランのことを主と呼び自分を呼び出したのはサランだから私はお前の僕(しもべ)とか言いながら、態度や言葉遣いが俺様なのですよね(笑)

主より俺様な僕…
BLのファンタジー物ではベタな内容なのかな~とか思いつつその当たりの設定が購入理由の一つでもあったり…
えっと、実は自分結構好きなんですよ「俺様攻め」自分ではあまり書かないというか、書けないタイプの攻め様は読んでいてかなり楽しい。

俺様なラジルシードですが、この世に自分を引き止めてくれた、ある意味命の恩人のサランにこちらが考えるよりずっと恩義を感じているのか、サランの事を主だと思っている所もあって、何とかしてサランに願い事を言わせようとしてみたりはっきり言うと、あまり魔神らしくない、それにラジルシード自身は彼なりに頑張ってるようですが、その頑張りが一般人とは微妙にずれたところ向けられていて、たびたびサランを怒らせてしまうのです。

ラジルシードのそんな俺様で横柄な態度にそのたび腹を立ててしまうサランですが、なのになぜか彼の事がどこか憎めなくて、気になってしまう……。

ラジルシードって俺様は確かに俺様なのですが、なんだか妙に可愛いのですよ……そう言う雰囲気の時がある。普段の態度が俺様で横柄な感じだから、それとは逆の姿を見てしまうとついほっとけない気持ちにさせてしまう、「絆される」と言う言葉がありますが、サランもきっとそんな感じだったのではないでしょうか。

しかし、ナイフに刺されたり刃物で出来た傷、舐めると治るって…

ふふ…

魔神の癖に偉そうなわけは物語の終盤で判るのですが、なるほどね縲鰀
ラジルシード、あなたの不遜とも言えるその態度は数百年前に既に培われていたのですね。

結局は自分の物でないガーネットの指輪を王様の元に返しに行く事にしたサラン。
指輪の主であることを放棄したわけですが、それを決心するサランの気持ちが切ないのです、私 思わず(・_・、)”

婚礼衣装を届けに王宮にやってきたサランから、指輪の由来を聞いた王様……なんでも願いを聞き届ける指輪を前に欲に駆られた彼は言ってはいけない願い事を口にして、ワルダは王妃になる夢絶たれてしまいます。

しかし、このワルダって女も…名前からして「悪だ」よな…^^;)
王が居なくなってしまってからも王妃になる夢は捨てきってないし…ふてぶてしいと言うかなんと言うか、女は怖いね……(って自分も、女だろ!)

悪は成敗されると言う事で王妃になる夢が消えてしまったワルダを見て「ふふんいい気味…( ̄ー ̄)」と思ったのは私だけじゃないはずですよね、ね、ね、ねっ!?(←誰に聞いてんだ?)

名前と言えば、主人公のサラン……「サラン」って確かハングルで「愛する人」と言う意味があるのだと以前友人に教えてもらった事があるのですが、「愛する人」と言う意味のほかに発音の違いで「人間」と言う意味もあると聞いたような…なんだかどっちもこの物語に微妙に引っかかるなぁ……作者さんはそのあたりも意識して名前を付けられれたりしたのでしょうか?

実は、今までこうじま奈月さんの挿絵の本で、これは結構いけるかも?と思えるような作品に出会った事が無かったので、自分では買うのを敬遠していたのですが、これからはそんな理由で食わず嫌いをするのは止めてみようと思います、ごめんなさい、こうじまさん…

柘榴石にくちづけを
柘榴石にくちづけを/深山くのえ(ill こうじま奈月)
bk1で見る⇒柘榴石(ガーネット)にくちづけを

本編とは全く関係ないですが、あとがきで作者の深山さんが「メイドカフェ」があるなら「執事(バトラー)カフェ」があっても良いじゃないか、店を出る時に「行ってらっしゃいませ、お嬢様」と送り出してくれるカフェ…

と言う話を友人に話したら「それは乙女の萌えポイントからは外れているよ」と言われたそうですが、着々と準備すすんでいるようですよね…
執事喫茶
執事カフェ経営戦略部

という事はこの場合萌えポイントからずれていたのはどっちなんだろ?

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[BLS]柘榴石にくちづけを

深山くのえ&こうじま奈月(小学館パレット文庫) ファンタジーの様相を感じさせるカバーイラストをきっかけに久しぶりに深山くのえ先生の作品を購入。見るからにアラブものっぽかったというのも興味がわいた理由の一つです。私の中では「アラブ=小鳥」とい…

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