- 2006-03-26 (日) 16:20
- BL漫画(作者名・さ/た)
とりマイアさん初読みです。
とりマイアさんというと同じ大洋図書さんから出ている「共犯者に口づけを」から始まるサディスティックボーイシリーズや「星の夜に触れて」などのSM物のBLコミックを多数書かれている方ですよね。
「絶対麗奴」(SM専門のボーイズコミック誌@多分今は廃刊)などでも毎回名前が上がってるくらいなので、SM物専門の漫画家さんと言うイメージがとても強い方でした。
なので、サディスティックボーイシリーズなどは気にはなりながらもイメージ的にかなり濃ゆそうで痛そうで自分では買う勇気がどうしても持てず、今までずっと手に取らずにいたのですが(絵もちょい苦手路線って言うのもありましたし)この「君は天使の手」はあらすじを読んだ感じからもSM色は皆無のようで今までとはちょっと違う感じだったので今回思い切って購入してみました。(といっても初めてで外すと怖いのでフリマ購入なんですけど…小心者でスイマセン^^;)
主人公の司鎖深一(つかさ しんいち)は人の体や物に触れるとそこに宿る(潜在する?)心を読むサイコメトリーの能力を持ち合わせたセラピスト。
ある日、歌人の暁生香聖(あきお こうせい)から事故などで相次ぎ亡くなった兄夫婦の忘れ形見である甥の千里(せんり)のカウンセリングの依頼を受けます。
暁生は感情を表にあらわす事のない千里に人間らしい感情を取り戻して欲しいのだと司鎖に頼むのですが、少しずつ話を聞いていくうちに、千里は時々夜中になると誰かに振り下ろされる寸前のナイフが出てくる夢を見るのだと言う事が判ってきます。それが彼の感情の希薄さに繋がっているようなのですが、どうやらその夢と暁生までもが関係しているようだと言う事までわかって来て、カウンセリングの必要なのは千里だけではないようだとそんな風にも司鎖は思い始めるのです。
ミステリーとまでは行かないのかもしれないけどある種謎解きのような感じで一つの問題に幾つもの複雑な人の想いというか感情が絡んできて問題の解決を難しくさせている…そんな雰囲気のストーリーなのですね。
千里の感情の希薄さは彼が生まれる前に母の胎内に居る時の記憶へと繋がっていたりしてそのあたりが結構辛い物だったりするのですが、この話を読んでいると、人間の感情は一辺倒に見えても実は複雑に絡み合っていて一つのものさしで図りきる事は難しいのだなぁと強く感じました。
心が読める司鎖でもわからない事が色々ありましたしね。
しかもこれ生きて居る人間達の想いだけでなくなくなった姉夫婦が前世に残した未練(ちょっと表現違うかもしれませんが)みたいなものも絡んできたりするので更に複雑…。
天使の手と言うタイトルの「手」も最初は司鎖の手ことなのかなとも思っていたのですがどうやらそれだけではなさそうですしね。
雰囲気的に妖しげで、BL物はBL物には違いないのですが、主人公の司鎖も男性を好きになる事は初めての事らしいし、精神的な繋がりのようものを重視しいるからなのか男同士のまぐわいは一切無いです。視線で愛を確かめ合う目合いのほうならありそうですけどね。
とは言え、キスの一つも一度も無いのに、妖しさとエロさだけは妙にたっぷりってどういうこと?(笑
続編として「君は天使の手 †」も収録されています。
司鎖はセラピストだから、クライアントの一人に特別な感情を持つことはタブーなのですよね、だけど暁生を好きになってしまったから担当を降りる事を決意するのですけれど、でもね追いかけてくるのですよね~
私、暁生は甥の千里とくっつくのかとなんか単純にそう考えてしまっていたので…えぇっ!?ってだって妖しい雰囲気なんだもんこの二人の関係が…なので、これは大きな誤算と言うか嬉しい誤算というか、司鎖にとってはきっと嬉しい誤算の方だったのかもしれませんね。 ふふ…。
それにしてもこれ読んだらますます他の作品も気になってるのですが、内容が内容だけにばれた時のことを思うと勇気持てませんよ~小説だととりあえず読まないと判らないけど、絵だと即バレですもんね。
子供への影響が…とか言いながら時々手の届く範囲に無造作にポイとかしてたりする危機管理の乏しい親です、スイマセン(苦
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