- 2006-04-10 (月) 19:16
- BL小説(作家名・さ行) | 崎谷はるひ
崎谷さんの作品はこれより先に二つほど感想をUPしていますが、実はこれが私にとって初崎谷作品です、ラキアスーパーエクストラって俗に言う「黒ラキ」って奴ですか?だとしたらこれが初黒ラキにもなるんだろうな…。
それにしても……だ、だめだ…
以前からうすうす感じてたけど、私この方の書くHシーンってどうも苦手だ…orz
ANSWERの方ではあまり思わなかったのでSUGGESTIONが届いて、嬉々として読んだら蜜月に入ってからのHシーンに目が(・・)の状態。
濃いって言うのは知ってたのですよ、知ってたんですけどね…ただ、濃いだけなら特にどうってこと無いのですが、台詞がね縲鰀
同じ台詞でも違う人が書いてた時は結構、萌えvvとか思ったのですが、うーんほんと、萌え台詞と萎え台詞は紙一重ですね。
最初の巻ではどちらかと言えば楚々として儚げな雰囲気だった秦野の異常なほどの乱れまくりがどうも肌に合わない(笑)
まぁもともとそう言う素質あったのでしょうけどね(^^;)
基本的に好きな話だったし、それ以外は読みやすいし、挿絵やまねさんだし……ってことで、とりあえずそこだけ笑いを堪えて(ぇ?)続きも読んでみました(笑)
シリーズ1作目の「ANSWER」は二人の馴れ初めです。
身体から始まる関係と言うのはBLでは良くある話ですね、身体が先に快楽に馴らされて堕ちて行きそれに、次第に心がそれに引きずられてしまう…。
秦野幸生(はたの ゆきお)と真芝貴朗(ましば たかあき)の二人もまずはそこからでした。
この巻に出てくる最初の頃の真芝が嫌な奴なんだよな縲怩アれがまた、秦野と同じ「ユキオ」って名前の男に裏切られた腹いせに「同じ名前なのが気に入らない」とか言って強引に秦野を抱くんです。
ご、強姦かよ!
し、しかもそんな理由かよ!!
「職場(秦野は見習い保育士)にこんな関係が知られちゃまずいですよね?」かなんか言って軽く脅しかけてきてその後も関係を強要…うーんやな奴
男同士だから強姦罪は適用されない物の、どうみてもこれは強制わいせつ罪だよ、しかも恐喝…
どうしてBL物ってこういう犯罪者な話がごろごろ、ごろごろ。
そうしてそう言う話を読んでいる私も、どんどん脳内が犯され、侵食され麻痺して行くのね?
ひぃっ、恐ろしい子…(←だ、誰や!?あんた誰!)
しかもなんか真芝って、その後も秦野に対して態度が妙に傲慢で…
あれ?好きな話だとか言いつつ褒めて無いじゃん!?
お、おかしいな……^^;)
はじめこれを読む前はリーマンxリーマンだと思っていたのですが、実際はリーマンx見習い保育士なんですよね、ただ秦野は保育士になる前はサラリーマンで、しかも真芝が現在勤めている会社に居た先輩社員だったってことがわかってくる、物語が進むにつれて秦野が会社を止めた理由、そして保育士を目指している理由がわかって来きて、この理由と言うのが秦野の過去へとリンクしているのですが、その過去がまた辛い過去で…。
秦野は早いうちに両親を亡くしていて天涯孤独の身の上だったのですが、友人に紹介されて結生子と言う女性と知り合います、結生子は秦野の誠実さや優しさに、秦野はの結生子の優しさや暖かさに引かれやがて二人は恋に落ち結婚します。ただ、この結生子の境遇というのが少し訳ありで、殆ど年の違わない養父がいるのですがどうも彼女の方はその養父を想っているようなのです。
それでもいいから、あの人のことを好きで居ていいから結婚してくれと言った秦野
二人の恋はお互がお互いを渇望するほどの強い愛情とは違い、どちらかと言えば似通った境遇の二人が傷を舐めあうような、そんな関係でした。しかしそれでもお互いがお互いにとって大切な存在であることには違いなく、一緒に暮らすうちに子供も出来て二人は人並みに幸せな生活を送っていたのですが、そんな風にしてやっと掴んだその小さな幸せは、結生子が事故で亡くなることによって突然絶たれてしまう事になるのです。
大切な人の死と言うのは秦野に酷い喪失感だけを残し、仕事すら手に付かないような状態となってしまった彼は、数々の業績も上げていた仕事すらも辞めざるを得なくなってしまいます。その痛みからやっと立ちあがった秦野が再就職先として選んだのは保育園でした、生を受けたのに、日の光すらも見ることも無く亡くなってしまった小さな命、自分の手で幸せにしてやれなかった子供の代わりに沢山の子供の笑顔を見たいのだと言って。
もちろん秦野がそう言う辛い過去を背負っている事など真芝は知る由も無く、二人の関係は身体のつながりはあるものの、心の伴わない物でしかなくて…。
そんな感じだったから秦野の過去を知り、真芝が秦野にわびるシーンは結構ホロリとさせられます、詫びたからってそれで全部チャラになるわけでもないけど、「あんたの子供俺が生めたら良いのに…」なんて台詞、男には絶対出来ないことだけに秦野もそこまで言ってくれるならと思えたんじゃないでしょうかね?
打って変わって「SUGGESTION」での真芝は今までの自分の行いを恥じ入るように、また秦野への想いを自覚したからなのか、もうこれでもかっ!的な甘やかしようでひたすら秦野に優しい優しい、言葉遣いまで変わっちゃってるし、こんなへたれなワンコ君だったのか?って程人が変わってます(笑)
秦野は秦野で気持ちすれ違いギクシャクした関係じゃ無くなったからかもう恥じ入る事は無いんだってくらい、Hたび毎回狂ったみたいに乱れちゃってますしね縲怐i笑)
すごいなぁ秦野さん、壊れちゃうよ?
んでも、よくよく考えてみたらばこの二人って私の大好きな年下攻めじゃない、しかも秦野包容力受けタイプ。
腐…
俄然読む気が沸いて来たわ、あっちのシーンは別として。
あの時とは違いお互いがお互いを強く欲しているはずなのに、どうしてもその先には進めないのはそこに、亡き結生子の存在も大きく関わっているのだろうし、秦野は育って来た環境のせいなのか、自分に余り自身が持てなくて、真芝が以前つき合っていた男と自分を比べて色々疑心暗鬼に陥ってしまったり中々お互いがもっとも望んでいるだろう形に辿りつけない、そのあたりがじれったくもどかしいですね。
所で真芝の元カレは超怖いよ!真芝別れていて正解だったね、自分の事しか考えられない様な自己中人間、読んでいて一番腹が発ったよあの男には…。
なんていうか、あれは同情の余地ありなのかしら?
もうむしろそうなって然るべき人間だったとしか私は思えませんでした、秦野さん人良すぎだから、貴方!
それにしてもやっぱり、悪い話ではない、むしろ好きなんですけどなんかどうもHシーン肌に合わないからなのかその部分だけ妙に際立ってメインのストーリーがボケているように感じてしまうのは私だけなんですかね?
黒ラキだから仕方ないの??
うーんうーん
Hのたび出そうになる失笑堪えつつ、ANSWERはまだ良かったんだけどなぁ、いや続編のSUGESTIONも悪くは無かったんだけど、Hがな、濃いのはいいんだけどさ、台詞がな…どっかの書籍サイトの書評に泣けるとかって書かれてあったけど、鼻ツンも無かったよ…あれ?おかしいな箱根駅伝見てても泣いちゃうこの私が…あれ……??やっぱりこれはエロ読むたびわらっちゃうせい?
うーん、うーん…と言う堂々巡りを暫く繰り返してしまいまいました。きっと崎谷さんの作品大好きな方にはこんなしょうも無い事にこだわっている私こそ滑稽なんだろうな、ははは…
私はもうこれだけで黒ラキ十分…とか思ってしまったり(でも、無くなってしまうのかと思うとそれはそれで非常に寂しいのですけれども←どっちやねん!^^;)
最近どうもやまねさんの絵にもなんとも言えず微妙な違和感を感じ始めていたりもします、タイトルの「ANSWER」と「SUGESTION」もいまひとつ私には意味が読み取れず、それもまた残念…。

bk1で見る⇒ANSWER/崎谷はるひ(ill やまねあやの)
bk1で見る⇒SUGGESTION
わ縲怩アれどっちもCD出てるんだ
なんか想像しただけですごそうな感じがする
声優さんも大変だよねぇ、仕事とは言えご愁傷様です(竏註l竏秩j
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Comments:2
- KEI 06-04-13 (木) 17:51
-
こんにちは、Juraさま。
とうとう書いてしまったのね、answerとその続編。
声優さんがお気の毒なCDを持っているのは私です(笑)
これは先にCD買って、後から本買いました。
CDの方が薄めですね、きっと。
私も話は好きです。たしかにHシーンは濃いというか、秦野あんたも好きよのう、の展開にはちょびっと目が点ですが。
まあ、彼は今までそういうの抑えてきたんだろうなあ、と良い方に解釈してます。
死んだ奥さんが養父に対して持ってる情熱をみたいなもんに憧れてた?
どんな形にせよ自分に向かう情熱が欲しかったのね。秦野さんエリートだし他に情熱向けてくる人いたと思うけど(笑)
しかし、皆さんどうしてこんな不幸を思いつくのかしら、というくらい、BLには不幸話がつき物ですね。
不幸があって、色々あって、でもハッピーエンド。
それでやれやれ・・・と一息つける。
そのへんがよくてBL読んでるのかも知れない。
BL以外の本はどうしてもミステリ系が多いので。最近の一杯泣けますってラブストーリーがどうも苦手で読めない・・・。
なのに、何故にBLは読めるのか。。。
多分ね、ハッピーエンドで最後は皆さんラブ×2でしょ。
だから読めるんだな、と納得してます。
不幸なまま終っちゃうと、後味悪くて。次はどんなお話のレビューか楽しみです。
とっ散らかった文章で、失礼いたしました。
- Jura 06-04-14 (金) 16:09
-
KEIさん、こんにちは
そうです、やっと2冊とも読みました、SUGGESTIONをやっと最近買ったので2冊一緒に感想をUPしてみたのですが、なんて書こうかすごく悩んじゃいました(笑>秦野あんたも好きよのう、
真芝のワンコ加減が非常にツボだったので、秦野の変わりようはちょっとびっくり^^;)でも、まあKEIさんの言うように、今までそう言うの出せる相手がいなかったって事なんでしょうね。
>BLには不幸話がつき物ですね。
男同士ってだけでもかなりの障害だと思うのですが、それ意外にも親との縁に薄かったり大切な人を亡くしたりと次から次へと不幸が襲って、これじゃ色々不安になるのもしょうがないですよね。
安易なハッピーエンドはいただけ無いけど、色々あるからこそせめて最後は幸せに…って事なのかもしれませんね。コメントありがとうございました
ではでは♪




