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魚住くんシリーズ(1)~(5)/榎田尤利(illust 茶屋町勝呂)

皆様GWいかがお過ごしでしたか?
私は法事で大阪に帰っておりました、実家に帰るよりよっぽど帰ってきた~って思うから不思議な場所ですわ大阪って…。
しかし行きは渋滞渋滞また渋滞で12時間ほどかかりかなり大変でした、帰りはそれほどでもなかったけど……ということで長時間ドライブ(?)はいつものごとく格好の読書タイム、自分で復刊バナー作るようなお手伝いしておきながら本編をまだ一度も読んでないってやっぱりまずいよねって本は買ったのはいいけど、5冊もあるからいつ読もうかと思ってたのですがこの渋滞のおかげで全巻読めて肩の荷下りた気分です。

魚住君シリーズ1~5巻まで読了達成、ありがとう渋滞!運転変わってといわないで居てくれてありがとう相方!!そして往復計21時間お疲れ様でした縲怐i言っておきますが、私決して運転嫌いじゃないですむしろ好き、自分一人で運転するのは大好きです。ただしそれは日中だけで夜はだめ特に雨の日のよるまもっとだめ…心臓ばくばくで超苦しい、それは相方隣に乗せて自分が運転するときも一緒です、かなり胃痛くなるから、たぶんお互いに思っていることは同じかと/笑)

私この本読む前はなんと言うかカバー絵の雰囲気からどことなくのほほ縲怩iっていうかほのぼの?)とした内容なのかしらとずっと勝手に思い込んでいたのですが、なに、これ、全然違うじゃない全体的に内容かなりヘヴィで驚きました。
まぁこれでもかこれでもかって位主人公の魚住不幸の連続なんですよね、生まれた時から、すぐに親に捨てられて孤児として育って、2回も里親変わって、最初の里親のところではどう見ても幸せとは言えない様な生活を送ってたりして、やっと自分をきちんと受け入れてくれた家族と暮らし始めたと思ったら今度はその里親と義理の兄を交通事故でいっぺんに亡くしたりして……。

物語はそんなつらい過去を背負いながら生きてきた魚住が大学院生になってからの出会う人々や事故事件などをメインとして話が進みますがその中でも結構いろいろあっったりするのですね、ほんとこれでもかってくらい、いろいろ…同じ作者様が書かれた「明日が世界の終わりでも」をこれの前に読んでいるのですが実はそのときも思いました…あら榎田せんせって結構鬼畜……なんて(笑)

この話を読んでいると心臓が痛くなります、ちくちくしたりぎゅーと締め付けられたり、痛くて苦しくて泣いた泣いた特にシリーズ3巻めの「メッセージ」が私には一番辛かったかなぁ
4巻でやっと思い達成というか魚住とその想い人久留米が結ばれてほっとしていたのもつかの間最終巻でまたいろいろあって……。

でもちゃんと最後まで読めたのは辛いばかりでストーリーが成り立っているからじゃないからでしょうね、時々思い出したようにやってくるほほえましさや、間の抜けなやり取り(ぇ?)にくすっと何度も笑わせてもらいました、特に久留米絡みの魚住くんの所作がほんとなんとも言えず可愛いったらないです。
しかし、相方私が隣で泣いてるときは「なんでないてんの?」って聞かなかったくせに、ふふっって笑ったときだけ「なに笑ってんの?」って何で聞くのさ、本面白かったからにきまってんじゃん!

魚住くん過去との共存、愛と友情に支えられトラウマを自ら克服し成長しいていく…と言うのがこの5冊のメインのストーリーなんですが、それだけで終わらないのもこのシリーズの魅力の一つです、魚住君を取り巻く個性的な面々それぞれもまた結構いろいろな人生送ってますね。
私脇の悪役(?)がストーリーの中で中途半端にされているのってすごくもやもやしてて気分悪くてやなのですが(え?だれの話とは言いませんけど…)榎田さんそういうのもちゃんとしっかり書いててくれるのでそういう点もすっきりで良いです(笑

辛いことを過去にも沢山経験し、稀有な人生を送ってきているゆえに人間的な欠陥を人よりも多く抱えていて、とても人付き合いが上手いとは言えないのになぜか人を惹きつけて止まない。
彼の魅力ってなんだろう、脆そうで儚さそうに見えてほっては置けないかと思うと実はすごく強くて……なんて、このつかみどころのなさもたぶんその一つなのかもしれないけど底知れないくらいの包容力みたいなものもすごく感じます、最初はどちらかと言うといらいらむかむかに近いその魚住のつかみどころのなさ、なのに回を重ねるごとにいつの間にか引き込まれていて、こんな人が傍に居てくれたらいいのになんて思っている自分が居るから不思議です。

魚住くんの傍に居ると自分自身に無理をしなくて良いんだよって言われているような気持ちになるんだと思うのです、楽になれるって言うのかな?
痛みや悲しみを沢山背負っている彼だからこそ、彼から放たれる言葉にすごく重みがある気がします、本人はきっとそういう事全く意識なんてしていなくて、意識していない分態度や言葉に嘘が無く、だから心に響くし影響力が強いのでしょうね。

きっとこんな事を私が言ってるって魚住くんが知ったら「え縲怩サうかなぁ?」って言葉が返って来るんでしょうね、その言葉が謙遜でも何でもないと言う所がまた彼のすごいところだったり(笑

魚住の周りにやさしい人が集まるのはきっと彼がそれ以上に強くて優しいからなのかもしれないと、読み終わったあとはそんな風に気持ちが変わっていました。

この本を上手く語るのはとても難しい、私は自分の感性(と言うより直感か?)だけを頼りに生きているような人間なので、細かく分析なんてとても出来ないし萌えとかツボなんてのも本当の所は良くわからない、この本について私が多くを語るのは野暮だろうと思うから、これ以上は書きませんというかかけません……だからまず読んでみてくださいそしてあなたの感性にこの本が合えばきっと何かを残してくれるだろうと思います。

最近作者の榎田尤利さんがご自身の運営されているBlogの中で「どうしてBLを書こうと思ったのですが?」という読者の質問に対し、「自分の書こうとしていた作品(魚住くんシリーズ)の内容に一番近いと思えるジャンルがたまたま当時のJUNEだったからです」という様なコメントを返していらっしゃいましたが、なるほどこれは確かにボーイズラブではありますが、そういう小さな枠の中にはめないで沢山の人に読んでほしいと思える作品でもありますね。

私にとってこの本はきっと、生涯忘れられない本になると思います
本当に、忘れられない本をありがとう。

さーこれで堂々とメモリアル復刊協力できるぞ縲鰀
その後の二人も知りたいですもんね♪
早く復刊されないかな^^

しかし、このシリーズは相方の前でも平気な顔して表紙晒せるところがすばらしいです、だってさあまり漫画漫画してないし、ほとんどピンだし、最終巻の二人そろっての絵だって魚住君男に見えないんだもん(^^;)
なので、隣の助手席で堂々と読みましたよ、えぇ、読みましたとも。

夏の塩―魚住くんシリーズ〈1〉
>夏の塩/榎田尤利(ill茶屋町勝呂)bk1
>プラスチックとふたつのキスbk1
>メッセージbk1
>過敏症bk1

>リムレスの空bk1

Comments:8

aya-me 06-05-06 (土) 21:43

こんばんは、おひさしぶりです。
私もやっと最近(1ヶ月前は最近か?)読み終わった
魚住君シリーズなのですが、Juraさんの仰るとおり
忘れられないとしか言いようが無いです。
「榎田尤利さんといえば魚住君シリーズ」と
読んだ方が仰るのも判った気がしました。
1回感想を書いてみましたが、
難しかったので放置していますw
メモリアルを読んでから、と自分に言い訳をしている毎日…。
でもメモリアル、早く復刊されると良いですね。

それではまたお邪魔します縲怐B

Jura 06-05-06 (土) 22:05

aya-meさんこんばんは縲彌nそうですよね、この本はこれこれこうだったと上手く語るには難しい本ですわ「明日が世界の終わりでも」もこれと同じく感想書けない気がするんですよね。

最初は5冊あるので1冊ずつ分けて書こうかと思っていたのですがかえって無理でした。
なのでこんな感じに(笑
やぱっぱり読んでもらって自分で確かめてもらうのが一番ですものね。

メモリアルの復刊早く実現してほしいです

コメントありがとうございました

では!

成田智 06-05-06 (土) 23:36

Juraさん、読了おめでとうございます縲彌n自分もこのシリーズが大好きです。
時々無性に読みたくなって読み返して。
その度に笑って、大泣きして、温かい気持ちが湧き上がってくる喜びを感じます。
メモリアルは小説は載っていないけれど、マンガやメールのやりとりがその後の彼等の姿を物語ってくれてとても美味しい1冊です。
早く復刊されて、待っているたくさんの人たちに幸せな気持ちを味わって欲しいと思います。

Jura 06-05-07 (日) 11:04

成田さんこんにちは
初めて買ったBL商業誌が2004年に同じクリスタル文庫さんから出てる英田さんの「今宵、天使と縲怐vなので商業誌初心者としては長くやってる作家さんのデビュー作がこうやっていまだに残っているということはうれしい限り、良い本ならなおさらですね。

メモリアルはAmazonに出ている目次とか読んでいると最初にE-Mailってなってたし茶屋町さんの漫画とかもありますよね(笑

でもそういうおまけ的なものもまたシリーズものの楽しみのひとつだったりしますよね。
なので小説は無くても読むのはとても楽しみなのです、早く復刊してほしいなぁと思います。

コメントありがとうございました。

あけみ 06-05-07 (日) 22:26

Juraさん、こんばんは。

やっぱりこのお話は名作ですよね。
榎田さんの代表作と言われるのもうなずけます。しかもデビュー作で。

>辛いばかりでストーリーが成り立っているからじゃないからでしょうね

ホント、そうですよね。辛いばかりじゃ、読み進められませんが、暖かみのあるエピソードもちりばめながら進んでいくお話に魅了されました。

早くメモリアルが復刊されるといいですね。

Jura 06-05-07 (日) 22:51

あけみさんこんばんは
名作、その一言に尽きるでしょうねこの作品は。
ヘヴィな内容にもかかわらず、それをあまり感じさせず読みやすくてだからって軽いわけでもなくてほんとこれは読んでよかったし、沢山の人に読んで欲しいと思いました。

沢山出てくる脇キャラも皆個性的ですごく素敵な人たちばかり、こんな友人欲しいです。

復刊、早くして欲しいですね
コメント&TBありがとうございました

キャリー 08-07-25 (金) 17:59

只今絶版となってしまった魚住くんシリーズの復刊の運動をしています。
お忙しいところ大変申し訳ないのですが、下記URLのサイト『復刊ドットコム』で魚住くんシリーズ全5巻の投票をしていただけませんか?
http://www.fukkan.com/fk/GroupList?gno=3812
名作ともよばれるこの小説の復刊を心より祈っています。
どうぞよろしくお願いいたします。

高坂樹 08-07-25 (金) 19:34

キャリーさん、こんばんは。
魚住くんシリーズとうとう絶版になっちゃったんですね(つД;)
貼っていただいてたURLだと適切なページに飛べなかったので榎田尤利さん復刊特集ぺーじに貼り代え
しちゃいました(もしかしたらブラウザがIEだったら大丈夫なのかもしれませんけど・・・)

復刊特集のバナーって私が作ったんだ、懐かしい^^;)
このシリーズはたくさんの人に読んでほしい本なので復刊されると良いですね。

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TB企画第55弾「行く年来る年2005-2006」夏の塩<魚住くんシリーズ1>

夏の塩榎田 尤利/作茶屋町勝呂/イラスト
長い間気になっていた、有名なこのシリーズ。やっと読めました。
2日から帰っていた実家はWEB環境ではないので、昼間はテレビッ子、寝る前は読書(何を読んでいるんだか…)という、非常にゆるい日々を過ごしてました。実家で5…

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