- 2006-08-18 (金) 12:54
- BL漫画(作者名・さ/た)
初めての漫画家さんです
仇討ちとか、人外とか、あらすじを読んで非常にそそられ思わず買ってしまいました…(フリマだけど へたれでごめんね orz)
憎むべき相手なのに、その相手に自分の思っていたものとまったく逆の部分を見つけて惹かれてしまう……
それに加え人外モノですよ、しかも、黒髪にメガネですよ。
ななな、なんて好みのタイプなの。
す、好きです!(←こ、告白??)
これが手に取らずにいられようかと、思いつつも初めての方なので様子見でフリマにしてしまったのですが、これが思っていた以上によい感じでもうKO状態です。
つ、次からちゃんと買わせていただきますね(か、稼がねば…汗)
これ、表紙の二人、二人ともメガネ、私としては片方だけがメガネ(どちらかといえば受け男子くんが…)の方が萌えポイント高いのですが、この二人、人間のように見えて実は人間ではなく、悪霊らを退治するための御神刀に宿る刀の化身というか、精霊というかなのですね~どうやら作者さまメガネお好きなようで、良く見たら精霊たち皆メガネだった…orz
読んでるあいだはまったく気にならなかったから。ま、いっか~
という事で相変わらず前置きが長すぎですね。
この本の中は
>いちずな氷月
>あやうげな朧月
>御神刀解體新書
>まひるの楔
>すれちがいの弓張月(前編)
>すれちがいの弓張月(後編)
>みつる月の楔
以上7編で構成されています。
7つの短編集とも取れる作品なのですが、実はこれ全部ひとつに塚がってます、御神刀が繋ぐ4つのラブストーリー。
>いちずな氷月
退魔師だった父の後をついで宮司となったあさぎ、退魔師としての仕事を始めて半年たつけれど霊力が強すぎ退治する悪霊の姿が見えすぎる事とどちらかと言えば優しくて気の弱い性格が災いして、仕事中に倒れてしまうのですね
傍に仕え同じ退魔の仕事をしている恋人の橘には、いつかあさぎの命があやうくなるのではと気が気でない。
悪霊退治の仕事を出来る能力なら自分にもあるけれど、御神刀に宿る精霊の二宮は同時に二人の主に仕えることは出来ないという。あさぎを守るために橘がとった行動とは…?
主従関係、下克上みたいな感じのお話だわ~
ステケ
でも橘…
そんな方法であさぎに宮司を変わる事を了承させて、あなたは本当にそれでいいの?
躯にモノを言わせて…なんて辺りがBLにありがちって言うか…(笑)
あさぎが外見よりもずっと中身男だったところに萌え1票vv
>あやうげな朧月
これだけちょっと毛色が違います、神父さまと彼のいる教会に昼休みになると顔を見せる近所の研究所職員、って感じのカップルです。
うーんなんていうんだろうか、SSのぺージ数では収まりきれない話を無理矢理規定枠に収めてしまったがための罠って感じでちょっと話の展開が強引過ぎる気もしました。
花音ゴージャスの「躾ーしつけー特集」に掲載されていた話みたいなのですが、どこが躾??(笑)
しかもこれ御神刀でてこ無いじゃん??
あれ???
と思って不思議だったのですが、このあとに収録されている作品を読んで納得。
なるほどね、刀とは直接関係ないけど別口でまた二人そろって絡んでくるのですね(^m^)
>御神刀解體新書
これは「まひるの楔」から始まる4編に続くストーリーの前振りみたいな感じです。
御神刀にまつわるこぼれ話といった感じですね。
>まひるの楔
>すれちがいの弓張月(前編)
>すれちがいの弓張月(後編)
>みつる月の楔
さあ、ここからがいよいよメインストーリー。
交通事故にあった兄の魂を、魂食らいの妖(あやかし)蜃景(シュンジン)に喰われてしまった虎之介は蜃景を切ることが出来るという御神刀を手に入れて仇討ちを誓います。
「俺を憎め、どこまでも追いかけろ……虎之介」
兄の魂を喰らい、そう言って自らを憎むように仕向けた蜃景が時折流す涙の意味は?
そして虎之助が真実を知ったときに待ち受けている物は……?
「まひるの楔」と「みつる月の楔」
この2編が魔物x人間で蜃景と虎之介の話
「すれ違いの弓張月」前後編
これは御神刀の精霊(二宮)x御神刀の精霊(七貴)の話となっています。
厳密に言うと登場人物の変わる話なので、違う話といえば違う話なのですが、なぜこれをまとめたか。
さぁここでおさらいです、虎之介は本来自分の持ち物ではないはずの御神刀を持っています。そして「すれちがい縲怐vに出てくる二人は二人とも刀の精霊です……。
御神刀はいったい誰の手から虎之介に渡ったのか…。本来持つべき者でない人物が刀を持つ、それが何を意味するのか……。そうこの虎之介の持つ刀こそが、この4つのお話を繋ぐ重要なポイントとなっているのですね。
私ね、これ読むまでは主人公の男の子の名前から時代物って思ってたのですよ、刀出てくるみたいだし。
本を手にとって見てから買ったわけではないから良くわからないし、あらすじには「交通事故」なんて書いてませんでしたしね。
で、読んでみたらあらら、現代モノ…それはどうでもいいんだけど、この虎之介くんがかわいいんだな縲鰀
「お前の兄の魂を喰らった」
なんて蜃景に言われて、それを真に受け仇討ちを誓う虎之介
悪霊を倒せると言う御神刀を借りて蜃景を討とうとするのですが、本来その刀を持てるような能力があるわけでもないからなのか、思うように行かずに怪我をしてしまったところをお坊様と神父様に助けられるのです。
実はここに出てくるお坊様と神父様は上の「あやうげな朧月」の中に出てくる二人だったりするんですが頭つるっぱげになっていたので気付きませんでした(笑)
神父と坊さんってなんかすごい取り合わせ、ある意味両方とも神に仕える身なのにいいのでしょうか(笑)
虎之介は何とかして仇討ちのチャンスをねらおうとするのですが、自分が思っていなかった蜃景の優しさに触れたり泣いているところを見てしまったりしているうちに蜃景に刀を向ける事をためらうようになります。
私ね、この話すごく好きなんですよいい話だと思うの。最後泣いちゃったし(^^;)
でもね、1つだけ気になることがあって、それは何かというと蜃景の気持ちがいまひとつ良くわからなかった事なの。
蜃景は本当は虎之介の兄の魂を喰らったわけではなく逝ってしまうところだった兄の魂を現世に留めていたのですが、要するに死ぬところだったのを助けたみたいな物なのです。
本来なら魂を喰らうはずの蜃景が虎之介の兄を救ったのはたぶんその人が虎之介の兄だと判っていたからなのよね?
なのに虎之介には「魂を喰らった」のだと嘘を言い、自分を憎むように仕向けたのはなぜだったのかな縲怐H
せめておまえの心を独占したかった……
蜃景はそう虎之介に言うのですが、触れれば虎之介の命を奪ってしまう妖だから、憎まれると言う感情でもいい、それでも相手に想われたかったと言うほど蜃景が虎之介に執着する理由はいったいなんだったのかなぁ
今回のストーリー展開の中ではそれほど重要だとみなされずカットされちゃったかな?
も、もしかしたらそんなことを知りたいと思うのは私だけかも…(汗)
さて、一方御神刀を無くしてしまった、刀の本来の持ち主である精霊の1人七貴ですが、刀が自分の手元に無いために少しずつ精霊としての力が弱まってきます…。
七貴の躯にしだい広がっていく虚無、二宮は七貴が自分を頼ってくれることを願うのですが、過去にあった確執から七貴は二宮に対して頑なな態度を崩しません。邪気が憑いた事すら気付けない七貴に、このままでは彼が死んでしまうと、それを懸念した二宮がとった行動とは……?
BLモノでファンタジーな話をそれほど読んだ事が無いのであれですが、精霊同士のカップリングってあまり見ない気がしたのですがどうですか?
人間と精霊とか、天使と悪魔みたいな感じで普通なら合間見えない者どうしの組み合わせが多い気がします。
なのでどちらも良い精霊って言う組み合わせがなんとなく新鮮だった。
二宮は御神刀の精霊の中でも一番古株(平安時代の生まれ)対する七貴は一番若くて平成生まれ。
平成生まれの精霊、この辺りもなんとなく新鮮。まぁ…うちのチビと一緒だわ、もしかして同い年(見えないけど)かなんか…(笑
二宮は七貴を助けるために何を犠牲にするのでしょうか。
そして、虎之介の手にある七貴の刀の行方は?
でも、あれだなぁ二宮と七貴は同じ精霊同士だからこれからも一緒に生きていけるとして、虎之介と蜃景は人と魔物だからどんなに虎之介が長生きしたとしても蜃景より先に亡くなってしまうんだよね。
蜃景は虎之介を失ったらどうなるんだろ?
やっと見つけられた自分の居場所、それをなくした虚無感から今度こそ後を追ってしまうかななんて……それを考えたら哀しかった。
どうか優しい二人にこれから先少しでも長く穏やかな時間が訪れますように。
この話今回は脇キャラの二宮や七貴と同じ御神刀の精霊三琴(みこと)の存在が非常に意味深で気になります。
今回このコミックに収録された以外にもまだ書かれているらしいので彼の話は次回かな?
仄かな恋の断片を (花音コミックス)
著者/訳者:DUO BRAND
出版社:芳文社( 2006-05-29 )
定価:¥ 590
コミック
ISBN-10 : 4832284002
ISBN-13 : 9784832284005
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