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夜に赦される/英田サキ(illust 山田ユギ)

いつの間にやらこのBlogもカウンターが10万超えたみたいです、こんなしょーもないブログに足を運んで下さって本当にありがとうございます。

記念に一発、掻いて……いや書いてみましょう。と言う事で10万達成記念はプラチナ文庫から出ている英田さんの作品です。

この作品は去年の8月に同レーベルから出ている「夜が蘇る」の続編ですね。「夜が蘇る」は以前はサイトにも掲載されていたこともあるようです。

英田さんの作品はこれ以外にもガッシュ文庫から出ているものなど読んでいるのですが、どうもあちらはいまだに自分の中で何かが消化できずにいて、感想も途中まで書き、非公開記事としてこのブログのどこかに眠ってます^^;)

ごめんなさい私今回、この作品もちょっと辛口発言続出かもしれません。
悪かったから、とか面白くなかったからと言うわけではないのです、むしろその反対……だけど、なんだろう。うーん、言葉にするのはかなり難しいです。

気を取り直しまずは、行ってみよっ!!
組を裏切り殺された情人羽生の存在をいまだ引きずりながら同じ極道世界に身を置く久我仁一郎の情人として新たな道を歩み始めた秋津ですが、そこに羽生が生前親しくしていたという真田光浩(さなだ こうじ)と言う男の出現でまた新たな展開を見せます。

羽生を殺したのは久我だと言うことを真田から聞かされた秋津、しかも久我もそれを否定しようとはせず、秋津の心は大きく打ちのめされるのです。

恋人などと言う甘い付き合いでは決してなかった羽生と自分の関係、でも目の前で最期を見取ってからと言うもの自分の身も心もボロボロになって大げさに言うと生きる屍のような状態だったわけです。それだけ秋津にとって羽生は本当に大切な人間だった。なのに、その羽生を殺した相手がそんな自分に生きる気力を与えてくれた久我だったと言う驚愕の事実。

憎みたいのに憎めない…

それほど秋津は久我と深く関わってしまっていたのでしょうね。

秋津は「しばらく考える時間が欲しい」と言って大阪を1人はなれる決意をするのです。
しかしですよ、大阪を離れるといってでていった秋津の行く先……
南紀白浜って……あなた、あのね……^^;)

あらまぁ、秋津未練たっぷり縲怩ネんて…(笑)
おまけに友人にまで居場所教えちゃって、これは久我に迎えに来て欲しいに違い無いとか、思ってたら本当に久我が迎えに来ちゃったよ(笑)

まぁ久我だから絶対これだけ秋津がわかりやすくサイン出してたら迎えに行かないわけ無いでしょうけど、むしろ迎えに来なかったらそれはそれで納得できないのでしょうけれども。

BLモノを読むようになって、作中でてくる数々の台詞の中で、私が嫌だなと思う台詞の1つに「俺の女にする」とか「女にしてやる」相手を女呼ばわりする表現がありますが、これって本当に嫌いな表現の一つです。
なんて言うか相手をただ、軽蔑しているというか貶めているようにしか取れないのですよね。陵辱モノみたいな無理矢理系の話でよく出てくるからなのかもしれませんが、たまにそうじゃない時もありますよね縲怐B

男性にとって屈辱的な言葉として用いられることが多い思うのですが、この台詞をBLもので目にするたびに、ひいては女性である自分ののことも一緒くたに侮辱されているような気持ちにまでなってしまうのですよ。だって女性のことも物としか扱ってないって証じゃないですか縲懊€懊€怐I

女?男なのに、女にするってどういう事よそれってBLである意味がないじゃんよ!
女にしたいなら、素直に、女抱けよ!(笑)

見たいな感じで。

今回、まさか英田さんの書く話でそれが出てくるとは思っても見なくて、言いたいことは判るんだけど、軽蔑とかそういうのじゃないことはわかるんだけども、でもやっぱりなんか、いやーーーーっ!!!
これって、商業をやってると一度は通らなければならない道なの??それともレーベルがプラチナさんだからなの!!!(ノД`)

とかなりショックでした(笑)

あぁ、架空の物語の中の何気ない台詞1つにこだわってしまうのは、私だけなのでしょうね(^^;)
いいの……わかってるの。夜だけよ……秋津もそう言ってるし、彼がいいなら私はそれで良いんだもん……。

でもね、私これの後にキャラ文庫から出ている英田さんの作品読んだんですよね、あれって囚人X囚人の刑務所モノですよ。

刑務所=男だらけの世界=男を女にしたがる世界(偏見?)

案の定しょっぱなから出ていました……あぁ、やっぱり(爆笑)
でもなぜかさほど嫌悪を覚えなかったのですよね、ナゼだろうとしばし考え、ふとあることにたどり着きました。
多分これ、久我が秋津にいった言葉だったからだと思うのです。
多分そう、いや…きっとそうに違いない。久我は秋津を女の代わりになんかしているはずはない、それは十分に承知している。

なのに、なのに……なんで、ここでその台詞をあんたが口にするんじゃーーーーーっ!!って感じ?(笑)

それとはまた別に、今回秋津の口にした「愛してる」はかなり重みがあったなぁ……これはほんとに、ぐっと来ましたね。(← 一体、誰のどの作品と比較してるのか…いえ決してあれがどうとか言うわけじゃありませんよ、むしろアレは、いろんな意味で楽しまさせていただきました。他の作品も続けて購入したいと思うほどに。ただ、あまりにも似合わなかった攻めの決め台詞がいまだ尾を引いて、笑いのツボを捉えて離さないだけなのです……えへ♪)

それから最後に秋津の取った行動はこれまたどうなんだろうね?
赦して赦されて、一緒に生きていく決意を固める、それは判る。確かにそれもまた1つの道ではあるし、これもまた当人が良いならば周りが口出しすることではないのですが、どうも釈然としない選択でした。

これを書きながらもいまだにもやもやっとしています。
悪い作品では決して無いのです、無いのですけれどもね。

私はちょっとだけ納得できませんでした。

夜に赦される

夜に赦される

bk1で見る⇒夜に赦される
プランタン出版

それにしてもこの表紙……
本屋で買うの超恥ずかしかったです。
この表紙で帯の存在価値を知りました(ぇ?)
それはまぁ良いとして、お願いだから「カバー掛けますか?」って聞く前に先にカバーかけるの止めてくださいよ店員さん。
予期してなかったから口絵を隠すの忘れてたじゃないよ縲鰀

しかもレジ男の人…
これも想定外でした(ノД`)

あれ、たしか私女の人のレジに並んだはずなのに…おかしいなぁ…

Comments:6

aya-me 06-10-22 (日) 23:54

こんばんは、お久しぶりです縲怐B
秋津の最後の決意に対して同じ意見だったので
ちょっぱやでコメントですw
秋津の行動に対してけちをつけるわけではないのですが、
どうしても納得がいかないんです…
もともとヤクザと付き合ってばっかりだったんですよね…
その深みにはまっていく延長なんでしょうか?
いまだに思い出すともやっとします。

TBさせて頂きました。またお邪魔します縲怐B

Jura 06-10-23 (月) 0:03

aya-meさんこんばんは縲彌nなんていうか、色々な意味で萌え萌え……ではなく、もやもやとした気分で終わってしまいました縲怐i笑)

久我と一緒に生きていく決心をしたというあたりは非常に納得できるし、良かったなとも思うのですけれど何でそう来るかな?
と言う気持ちでいっぱいです^^;)

なんでしょうね、このもやもや(笑)
コメント&TBありがとうございました

こちらからもまたうかがいます
ではではvv

にゃんこ 06-10-23 (月) 15:08

Juraさん、こんにちは。

Juraさんと同様、私も「女」発言は毎回イヤな気持ちになります。
何故BLを読むかって、やっぱりどこかで男と対等にいたいという気持ちがあるからだと思うのですよね。
そこまで考えないにしても、こういう発言を見るたびに、バカにされている気持ちになります。
>女にしたいなら、素直に、女抱けよ!(笑)
同感です(笑)
BLなんだから男同士というのを大切にして欲しい…。
よかった、こんな気持ちは私だけじゃなかったのですね。
Juraさんの意見を拝見して、安心しました(^_^)

えー、なんだか熱いコメントになってしまってすみません。
TBさせて頂きますね。
また入らなかったら、再度挑戦します。

Jura 06-10-23 (月) 18:37

にゃんこさんこんにちは縲彌n
>BLなんだから男同士というのを大切にして欲しい…。

そうですよね、ほんとそう思います、じゃなきゃわざわざBL読む意味ないじゃない?ってそこまで思っちゃうんですよ。
なんでこれを久我が言うかなぁ…と本気でそう思っているわけではないと判るけど、だから尚更いただけない台詞だった。

以前良く行くチャットで「女」発言話題になり、やっぱりにゃんこさんと同じように男同士であることを大切にして欲しいよね、と言う事を言ってる方がいました。ほんとそう思う。

同じ考えの方がまた見つけられてホッとしました(笑)

それからトラックバックですが、スクリプトを新しいものに変更してからどうも受信率(?)が下がっているようです……
なのでスクリプトの中身を以前の物に戻してみました。
申し訳ないですが再送信してみてください。
よろしくお願いします。

スイ 06-11-02 (木) 18:39

こんにちは、初めまして。
久我の女発言に関して、少し思うところがあったのでコメントさせて頂きました。

ヤクザもので「俺の女になれ」とかはよく聞く台詞ですよね。
で、私は今回の久我の台詞にもあまり違和感を覚えませんでした。
と言うのも、「お前は俺の女だ」って一見高圧的で傲慢な言葉のようで、実は所有欲振りかざして甘えてるだけじゃないの?と言う風に読み取れたんです。

秋津って頑固じゃないですか。
美人さんだけど芯はしっかりしてるっていう。
だから久我が何言っても聞かないし、自分から納得するまで信じない。
だから久我がわざと女発言して、自分の独占欲をむき出しにするのも、なかなか思い通りにならない秋津に対して「やだやだ」って言ってるように聞こえたんですよ。
ちっさい子が「これは僕の縲怐vと言い張っているようなレベルで。(笑

だから、も縲恚v我は仕方ない子だなぁ、みたいな感じで見てました。
やっぱ年下攻めはへたれだなぁ、みたいな(笑
まあ、もしこれが弱っちい受だったら、嫌だったかもしれませんが、なんせ秋津なので(笑)。私はさほど気になりませんでした。^^

Jura 06-11-03 (金) 22:53

スイさんこんばんは縲彌n初めまして……でしょうか……?
以前にもどこかでお名前拝見したような気がします。
私が色々徘徊しているからかしら?(笑)

久我の「女」発言。
うーんとですね、私彼が秋津のことを貶めたり、見下したりしてこの台詞を言ってるんじゃないって言うのはとても良くわかるんですよね縲彌n
まったくもう、困った奴ねっていうのは私もおもいました(笑
でも、なんとなく嫌だったんですよ(^^;)
なんでしょうね、この本を読んだときの心理的なものかもしれません。
極端な話、私には久我が言った台詞でなければ違和感無く受け入れらたような気もしています。

でも、確かにこれはスイさんの言うように、秋津だからこそ赦される台詞でもありますよね言い返せないような弱っちい受けだったらもっと嫌だったかも(笑)

久我は基本的、ヘタレですよね(笑
英田さんの書く攻めはヘタレ率がたかいですからね(笑
続編ではなんかもっとそういう部分が誇張されていそうな気がします(笑)

コメントありがとうございました
ではでは!!

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trackback from ゲイ&腐男子のBL読書ブログ 06-10-22 (日) 23:48

『夜に赦される』/英田サキ(山田ユギ)

秋津と久我の続編が出てすっごく嬉しかったんです。
だから、店頭に買いに行って、サッと表紙を見もせず取って、
レジに出したから気づかなかったの。

秋津の双丘のライン(BLっぽく言ってみる)が見えているなんて事は!

このイラでも見えますでしょうか、双丘のライン…
ああ、今思うと恥ずかしい!久我さんの本を
上にして…ってどうせバーコード通すときに
裏で分かるか…店員が気にしていなくても
自分が気にしてしまいますね、さすがに。

うーむ、『夜に蘇る』では上半身をさらし、
続編では割れ目をさらすとは…さすが(?)秋津です。

さて、割れ目に動揺してしまいましたが、久しぶりに
英田さんのヤクザを読んだネタバレ感想です。

trackback from にゃんこのBL徒然日記 06-10-24 (火) 12:20

夜に赦される

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「夜が蘇る」の続編です。
前作を読んだときはちょっと物足りない感じがしましたが、今回は大満足。
秋津大好きだ!

trackback from plastic-paradise 06-10-29 (日) 22:28

夜に赦される

【夜に赦される】
英田サキ / 山田ユギ
(プラチナ文庫)

「――俺の脳みそはラテン系か」
「違うのか?」
「・・・・・・俺はくそったれか」
「違うのか?」
「お前俺に惚れてないんだろう」
「どうしてそう思う」
「惚れた男をボロクソにけなす男がどこにいる」

 秋津は薄く微笑んで、久我の髪を撫でた。
本気ですねている久我は、大きな子供のようで可愛い。

「ここにいるじゃないか。ラテン系のくそったれとわかっていても、
 我慢できるほどには惚れてるつもりだ」

【あらすじ】
情人を亡くし色褪せた秋津の夜を、極道の久我が再び悦楽で染め上げた。しかし秋津は衝撃の事実を知る。情人を殺したのは久我―!「お前の心ごと欲しいって言っただろう?」愕然とする秋津は、請うような久我の愛撫に奪われた。「お前はずるい…」憎みたくても憎めない。だが、久我の熱に奥深くまで犯されても、心は悲しみに囚われたままだった。そうして秋津は、恋慕を押し殺して久我から去り…。償うべきこととは、赦されるべきこととは―濃密な夜に色づき熟れた、揺るぎなき愛。

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【一言感想】
 英田サキさんの新刊は、昨年出版された「夜が蘇る」の続編です(感想はコチラ)。思い返すと、久我の「真珠」のインパクトが余りにも大きすぎて、その他のストーリーのことをうっかり忘れてしまっていたので、改めて前作を再読してから臨みました。

 あいかわらず、さすがプラチナ文庫だけあって、表紙がイカしてますね。半透明の帯で隠された秋津の下半身。立派な半ケツですよ。うわあ。何故、上半身に羽織った白いシャツの裾があと10センチ長くないんでしょうか?それとも、それが男のロマンというものでしょうか?

 というわけで今作は、前作でなんとか出来上がった元警視庁キャリアで現探偵の秋津とヤクザの久我のその後のお話でした。

 ネタバレありの感想は以下です。

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