- 2006-11-24 (金) 9:50
- BL小説(作家名・あ行) | 榎田尤利
榎田尤利さんの本です、これを今更って、なんとなく世の中の流れに乗り遅れているような気がしないでもない(笑)
いいのよ、いいのよ…流れに沿わなければならない決まりなんてこの世の中には何処にも存在しないの。なんて呟いてふと寂しくなった orz
いや、ちゃんと買いましたよ、買いました読んでないだけっていうかさらりと流して、なんとなく中身がわかってしまったからそれで、読んだ気になってしまっているのが拙いんだろうな~(と言い訳めいた事を先に書いてみる^^;)
今回これ、開いてみてCharaでも口絵にH絵使うんだなと改めて思ったのです。
Charaってあまり張り切って買うレーベルじゃないのでそれほど冊数持っていないのですが今まであまり恥ずかしいイラストにあたったことが無かったんですよね……(…ぇ?男同士のイラストだって時点で十分恥ずかしいって? そりゃもうあなた それは、ねぇ…そういう話ですから^m^)
なんかこれってリンク作と言うよりも○○商店街シリーズみたいな感じで毎回登場人物は全然違って、でも、住んでる場所は皆同じって感じのシリーズものなんですよね?今月発売のChara12月号に一番新しいのが掲載されているらしいです。
この「歯科医の憂鬱」は確か台湾で広東語(?)に翻訳されて販売されたのだと作者さまのBlogにも書いてありましたね。
小説が海外で出版されるとして、一番大変なのは文章を翻訳する作業なんでしょうが、漫画の場合それだけでは終わらないですよね。私の知ってる漫画家さんの商業で出したコミックの韓国バージョンが出て、それを編集さんが送ってくれたのだと以前某所で話してくれたのですが、フキダシの中の文字はいいとして問題はそれ以外の擬音っていうの?(バキッ!とかドカッ!!とかドキッ!!とか言う効果音?)一旦絵の中に描いてある文字を削って(消して?)現地語に修正するみたいですがその修正技術たるや神業みたいですね、何処のどの場所を修正してあるのかぱっと見わからないくらいなんだとか。
なんていうかこう、縁の下の力持ちではないけれど、そういう方々の影の努力あってこその海外出版なんですよね~見知らぬ貴方、ありがとう……(ー人ー)いや、私が出してもらったわけじゃないんだけど(笑)
い、いかん本編には全く関係ないことでこの場をかなり濁してしまった……。
このお話は、まるで多重人格者みたいにコロコロと性格が変ってしまう歯医者さんのお話です(……ぇ?)
良く、普段はすごく穏やかで優しげな人が車に乗ってハンドル握ったとたん急に性格が凶暴になったりするって話を聞きますが、これに出てくる歯医者の三和先生は白衣を着てマスクをすると凶暴になるんです(笑)
しかもかなりの変貌振り(笑)
だってあなた、歯科医で三和に治療してもらった後、別の場所でばったり顔を合わせるシーンがあるのです三和は当然穂高だって気がついているんだけど、穂高のほうは口調から仕草表情に至るまで全く違う三和のあまりの変貌振りに全然判らなかったんです。それぐらいすごいの!
白衣を着ていない普段の三和は人がぶつかって来たら怒るより自分が悪くなくてもぶつかってきた相手に誤っちゃうような気弱で優しい優等生タイプ。
かたや、白衣を着てマスクをした三和は戦闘バージョン、鎧着た武士みたいな物です、槍とか刀の代わりに治療危惧を持って武装してるんですよね。
でもどっちが本当の三和なのか……と言う(聞く)のは愚問で、どっちもやっぱり彼なわけで。
最初はその変貌振りに惑わされている穂高なのですが、次第にどっちもやっぱり三和なんだとその多重人格性を受け入れていく。三和は三和で穂高に影響されて次第に白衣を着ているときと着ていないときのギャップが縮まっていく。
お互いがお互いを意識して、共に良い方向へと自分を変えよう、変ろうとする成長の過程とでも言うのでしょうか、それが自然でとても好きです。
良く考えてみたらこの話は、私の好きな年下攻めだ~
ある部分妙にヘタレで、それでいて締めるところはきっちり、というかかなり男らしくて、ちょっとHで…穂高は私の理想の攻め男子にかなり近いな(笑)
三和先生も白衣を脱いだらタダの優男じゃないところがいいですよね、男にならなきゃいけない場面をちゃんと知ってるというか。でも、それって穂高と付き合ったから、穂高が傍にいてくれたからこそなんだろうな。
昨日感想を書いた蓮川さんの「恋愛操作」でも男のプライド的な話が出てきましたが、「歯科医の憂鬱」に同時収録されてる「歯科医の秘密」にもそういうシーンが出てきます。
蓮川さんのお話はどっちかっていうと攻め男子君の方が年上で立場が上で、それと張り合おうとするわけですが、これは反対に年下攻めで受けの方がお金持ちで……なんですよね。
誕生日が近いからって言うのでお互いにプレゼント渡そうとするシーンがあるのですが……そのあたりでね、ふふ(^m^)
プライド、無かったら無かったでそれは困るけどね。男のプライドって時々ものすごくしょうもないところで働くもんですね。って話(笑)
書き下ろしの「THE SPECIAL GIFT」は穂高のうち、「新城板金塗装」の従業員、久保田友隆(通称?ヒヨ)と穂高のやり取りなんですが……ラスト一行が爆笑ものでした。
あーこれくらいの軽さで、このテンポの話だったらさほど苦も無く読み進められて、読んでいて楽しいのにな縲怩ニ読み終わって思いました
たまにものすごいどつぼに嵌って、読んでいて途中でにっちもさっちも行かなくなる事があるんですよね、榎田さんの作品って……って多分そんなの私くらいでしょうけれど(笑)
しかし、タダテンポがよくて軽いだけの話だと今度はそれだけでは物足りなくなって来たりするわけです。
歯科医の憂鬱 (キャラ文庫)
著者/訳者:榎田 尤利
出版社:徳間書店( 2005-08-28 )
定価:¥ 570
文庫
ISBN-10 : 4199003606
ISBN-13 : 9784199003608
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Comments:2
- さくら@腐女子の〜オタク感想文 06-11-25 (土) 2:11
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非常にお久しぶりです★
>○○商店街シリーズみたいな感じで毎回登場人物は全然違って、でも、住んでる場所は皆同じって感じのシリーズものなんですよね?
そのようです!
もう一作品の「ゆっくり走ろう」も読みましたが、同じ商店街の住人でした。
商店街はこのままどんどん男同士カップルが増えていくのかと、なんかどうでもいいことを心配してみたり(笑)。>穂高は私の理想の攻め男子にかなり近いな
私もです!
完全ヘタレでもなく、でも男らしく、いいかんじでした!ひさびさに感想かぶったので、TB頂戴していきます♪
- Jura 06-11-25 (土) 17:10
-
さくらさん、こんにちはvv
>商店街はこのままどんどん男同士カップルが増えていくのかと…
もしや、○▽商店街、総ホモカポー計画?!
榎田さんったら…(*ノノ)(← 違うから)
しかし、キャラ12月号でまた一組のカップルが誕生してしましたね(笑)>私もです!
>完全ヘタレでもなく、でも男らしく、いいかんじでした!わーい、ナカーマ(*´∀’)人(’∀`*)
いいですよね、穂高。
へたれすぎず、ちょっと血の気多いのは若いからってことで(笑)Hさ加減も非常に好みです(笑)コメント&TBありがとうございました
こちらからも伺いますね。
ではではvv
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