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Hybrid Child 【中村春菊】

中村春菊さん作品です。
こちらもまた、今更ですがビブロス刊の「Hybrid Child」です。
初めての感想ですが、中村さんのコミックを読むのはこれで通算6冊目。何しろ「海ニ眠ル花」は全5巻ですからね。

それにしても……わーーーーん!!
この方の描くお話ってなんでこう毎回毎回こんなに切ないんだ~
それに、どうして潰れちゃったんだビブロス……orz
なんていってっも仕方ないことを呟いてみる。
だってこういう本が埋もれちゃうって悲しいですよね。


Hybrid Childは人の心を映す鏡、持ち主の心を映し育て方によって良きにも悪きにもなる

私これ読むまではずっと表紙みただけで、葉月ってHybrid Childは手前のちっさいほうの男の子だとずっと思ってたんですよ。
Hybrid Child=セクサロイド
セクサロイド=受け…なんじゃないか…なんて…ありがちで貧困な発想(^^;)
セクサロイドで攻めな話って以前よしながさんのお話で読んだことがあるんですが、そういえばあれもとても切ないお話だった。

セクサロイドものとか、アンドロイドモノって切ない路線に向かう傾向が強い気がします、人間と非人間の恋は所詮かなわぬ物なのでしょうか、そういえば、うちの子も最愛の主人を亡くしていまださまよってますわ…早く幸せにしてあげたいのに。

と言う事で、軌道修正……

葉月は小太郎が8歳の時ゴミ捨て場に捨てられていたのを拾って来たHybrid Child、小太郎に拾われるまでは2度捨てられた、小太郎のうちに来てからも小太郎の家族に3度擦れてられた。

そのたびに小太郎は
「俺は葉月でないとダメだと言ったのだ」
と何度も家に連れ戻して来た。

歩けるようになるまで5年、しゃべるようになるのにそれから1年半……その間二人はずっと一緒に暮らしてきた。

―― ずっと、一緒に ――

うわーーん!なんだかこれ書いてるだけで泣けてきましたよ、どうしたらいいんですか!!

そして、物語はこれから10年後。

8歳の小太郎は18歳に葉月も小太郎の側ですくすくと…
すくすく…そだっていつの間にか小太郎よりでかくなってるよ!!
こ、これはもう立派な攻め!

……ってそういう話じゃないんだってば!

ハイブリッドチャイルドが物語のメインにすえられて居る話っていうのは
葉月と小太郎の物語である Hybrid Child 第一話
ゆずと壱の物語である Hybrid Child 第二話の
この2編はハイブリッドチャイルドと人の物語です。

葉月やゆずは人のように見えて人ではない……人の心を(愛情を)反映して育つハイブリッドチャイルドなんですね、優しさや、勇気や、人を想う気持ちや色々な感情を吸収し育っていく者。

しかし、優しい子に育てたいからと言って、綺麗なものや美しいものだけを見て育てればいいかと言うと、決してそうではない。
そのあたりの設定がすごいなぁ…と思いました。

悪いもの、汚い部分だけでももちろんいけないし。綺麗なもの汚れていないものだけ見せて育ててもちゃんと育たないのです。

多分ね、私が思うに、いい子に育てようと思って優しい気持ちだけを教えて育てるとすると、最初はそれでもいいのかもしれないけどそのうち何が悪で、何が善なのか彼らにも理解出来なくなり学ぶことが出来ずに成長が止まってしまうってことなんじゃないかなって、そう私は読みました。
良い子に育って欲しい、心の美しい優しい子に育って欲しい……だけど生きていくうえでは綺麗ごとだけでは済まされないって彼らにもちゃんと教えてあげないといけないんですよね。悪いことは悪い、良いことは良いと教えられる人だけが良い主人になれるのかどうかは本当のところ彼らを育ててみないと判らない事なんだろうけれども、要するに彼らを育てる側の教えが(心が?)偏っていてはいけないと言うことなんだろうなと読んでいて思いました。

小太郎がそんな事を考えながら葉月を育てていたとは到底思えないのですが(笑)
でも、やっぱり葉月は小太郎が育ててきたんだって思えます。
ある意味反面教師のようでもあり、やっぱり主人の心を映す鏡なのですよ、葉月。

うちにも一体…
いや、私はまともな子に育てられそうにないので止めておこう。

そして、その後に続く
Hybrid Child 第三話「前後編」
書き下ろしのHybrid Child ーnother episodeー

これは Hybrid Childの産みの親である、黒田と言う男とその幼馴染月島と瀬谷(壱)の愛と友情と悲しみの物語なんですね。

この後3編が切ないんだ…

どうしてあの時代の人たちはたとえ身分の高い人たちであっても自分の人生を自由に生きることを許されなかったんだろう……。

Hybrid Child が産まれた理由を考えていたら
また、泣けてきちゃいました。

Hybrid Child
著者/訳者:中村 春菊
出版社:ビブロス( 2005-03-10 )
定価:¥ 600
コミック
ISBN-10 : 4835217225
ISBN-13 : 9784835217222


この間うちのメロのりるむの管理画面で最近覚えた言葉を見ていたらその中に「ゲイ」と言う言葉があるのを見つけました。
ブログ中身を反映して育つ=主人の心の中を反映育つ…この子達もある意味ハイブリッドチャイルドよね……^^;)

Comments:2

ゆちゅらぶ♪ 06-12-22 (金) 14:59

Juraさん こんにちは♪

うっうっ、やっとコメントできます(T▽T)
先日わざわざモバイル用のURL教えていただいて、どうにか閲覧はできましたがコメント投稿はムリでした・・・。

砂原さんファンなのでコメントしようかと思ってたんですが、Hybrid Childも大好きなんですよー♪
「海ニ眠ル花」も持ってるし、東山道とかデカイ本でありますよ(笑)
この話、ほんとに泣けますよね・・・。

今日はまんが喫茶からなんですが、また時々遊びに参ります縲怐I

Jura 06-12-22 (金) 19:32

ゆちゅらぶ♪さん、こんにちは
何だかかえって大変な思いをさせてしまったようで申し訳ないです。

携帯からのコメントできませんでしたか…そう言うのも機種によって違うんですかね…?
中村春菊さんの描くお話はいいですね。
これも前から読みたい読みたいと思いながら、中々手を出せず、そう思っていたら会社があんなことになっちゃうし……^^;)
でも手に入れることが出来てよかったです。

これに懲りずまたいつでも来てください。
大歓迎です。
私もまた伺いますね♪

ではでは!!

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