- 2007-01-23 (火) 21:51
- BL小説(作家名・た行)
初めての作家さんです、あさとさんの挿絵に釣られ買い、えへ♪
買ってすぐ本のカバーの折り返しの部分に書いてあるプロフを見て笑いました。
相方と誕生日が一緒……まだそれだけならたいして驚きもしませんでしたが星座は当たり前としても血液型も出身地も一緒だなんて……(笑)
高槻さん、高槻市出身ですか?私以前その隣の茨木市に住んでました…って全然関係ないですけれどもね~
そしてまた、ちょっと笑ってしまったのが、登場人物の攻めキャラの名前がチビと一緒(字は違うけど)
なんだかこの作家様には不思議な縁を感じます(笑)
幼馴染モノです、作者様あとがきで三角関係を書こうとして失敗したと書かれてます、確かに三角関係路線はちょっと中途半端でしたね(笑)でも幼馴染モノとしては結構好きかも。と言うより私が幼馴染モノ好きなだけなんですけどねvv
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頻繁に付き合う男性を変えていた母親の元で育ったせいで極度の女嫌いである倉本千秋(くらもと ちあき)なのに、その母親の影響なのか報われぬ恋を繰り返しては傷つき恋をする事に臆病になっていく。
そんな千秋の家庭環境を幼い頃から側で見て育った幼馴染の筧 恭輔(かけい きょうすけ)は千秋に恋心を抱きながらその気持ちを素直に打ち明けられないまま、自分だけは彼の安らぎの場でありたいという思いもありずっと良き友人として千秋を見守り続けていた。
しかし、千秋の新しい恋人が恭輔の良く知る男だった事から二人の間の微妙なバランスは崩れて行き……。
本編は表題作とは違うタイトルの「嘘つきの唇」です。
この話しに出てくる千秋と恭輔の二人、実を言うとしょっぱなからどう見ても両思いなんですよね。小さいときからずっと千秋の事を想いながら過ごした恭輔は無論のこと、千秋にとっても恭輔は大切な人なんです、その思いは既に友人としての枠を越えたものでした。
でも幼い頃から男をとっかえひっかえしている母親を見て育った千秋にとって恋愛とはいつかは壊れて無くなってしまうものでしかなかったのですね。
故に恭輔だけは千秋にとって恋愛対象外なのです、恋愛関係になってしまったらいつか二人の関係が壊れてしまう、壊れてしまったら友人と言う立場すら奪われてしまう……だから本当に大切な人である恭輔には自分の気持ちは絶対に打ち明けられないと千秋は思ってるんですよね。打ち明けてしまえばいつか終わると思っているから。
判るような、判らないような……。
複雑な感情。
千秋の恋愛がいつも上手くいかないのは根底にそういう思いがあるからなんでしょうね、いつかはこの人と終わるだろうと思っている…そんな付き合いが長く続くわけなどありません。
恭輔にしてもそれは然り。
本当に好きな相手は千秋なのに、千秋の家庭環境や気持ちを知っているからずっと友人の立場を貫き通し、千秋が安心するからと言う理由だけで彼女を作る。でも何かあると優先するのは彼女ではなく千秋の方なんですよ。そんな中途半端な恋愛が長く続くわけも無く、やはり恭輔は恭輔でしょっちゅう付き合う相手が変っている。
母のことを毛嫌いしながら結局は母と同じような事を繰り返している千秋とそんな千秋を想いながら中々踏ん切りを付けられない恭輔。
お互い付き合う相手にものすごく失礼な事してるって自覚してるんだろうか?
こんな人たちが自分の身辺に居たとしたらはっきり言ってすごく迷惑じゃありません?
千秋の新しい恋人 九頭見 蒼(くずみ そう)は、早くからこの二人の関係というか思いに気付いていて煮え切らない態度の千秋に苛立ち、感情のまま強引に抱いたりしてしまうのだけれど、彼の方がわかりやすくて素直でよっぽどいい奴なんだよなぁ。もしかすると彼は今まで千秋の恋人だった男たちの中で一番損な役回りじゃないかな(苦笑)
千秋の気持ちを知っているから、だからこそ自分の思いを伝えずに来たけれど九頭見だけには盗られたくないなんて思っている恭輔はやっとここで、このままじゃダメだって自覚するんですよね、遅いよ…^^;)
彼らは千秋の新しい恋人が恭輔の高校時代からのライバルともいえる男でなかったらそのままずっと同じ立場に甘んじていたかもしれないですよね、なんかもうこうなるとマジで九頭見様様(笑)
この本の表題作にもなっている同時収録「ためらう彼の唇」はそんな二人のそれから。
犬も食わぬなんとかって言うような痴話げんかをしてちゃっかり九頭見のところに逃げ込む千秋…アンタって人は(笑)
そして最後の「リベンジ」は仲直り(?)した二人がバカップル振りを披露してくれています
ためらう彼の唇 (リンクスロマンス)
著者/訳者:高槻 かのこ
出版社:幻冬舎コミックス( 2006-08-31 )
定価:¥ 898
新書
ISBN-10 : 4344807146
ISBN-13 : 9784344807143
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